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【2025年度】本郷中学校の入試傾向と対策、併願パターンを徹底解説!

【2025年度】本郷中学校の入試傾向と対策、併願パターンを徹底解説!

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本郷中学校は昔からある伝統校ですが、近年、進学校として注目を集めています。

主体性を持った生徒様が多い印象を持つ中学校です。

本郷中学校の入試問題は、毎年傾向が変わりません。それなら対策は楽かな?と思われる保護者様も沢山いらっしゃるかもしれません。

でも実際には苦労する生徒様が多いことでも有名です。

そんな本郷中学校の入試対策について、徹底解説します!是非この記事を最後まで読んでみて下さい!

この記事を書いた人

実才和平

駒場東邦中学・高等学校、東京大学経済学部を卒業。民間会社に入社しましたが、生徒一人一人の人生に携わりたいと考え、教育業へ転身しました。

現在は、プロ家庭教師、予備校講師として日々数多くの生徒さんと向き合っており、全科目指導をしております。

指導してきた生徒様は延べ300人以上。

灘・開成など最難関中学や東京大学・国公立医学部など最難関大学での合格実績は元より、その子その子に合った指導に定評があります。

趣味はピアノ、テニス、旅行、子供と遊ぶこと。毎日子供とのやり取りを大切にしながら過ごしています。

目次

 

 

1. 本郷中学校とは?

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1923年設立の伝統校。昔はスポーツが強いことで有名な学校でしたが、今は進学校として歩みを進めています。

2021年からは高校入試を廃止し、完全中高一貫校となっています。

本郷中学校は、宿題が多いことや校則が厳しめであることが言われておりますが、一方で、先生の面倒見が良く、質問にもしっかりと答えて下さいます。

本郷中学校の特徴としては、主体性が挙げられます。

文化祭での中学入試問題解説は、中学生が主体となってスライドの作成・解説授業を行っています。

また、中学三年生時に論文提出があることも、主体的行動を促す行事と言えるでしょう。

大学受験、更にその先を見据えた指導を提供してくれる学校です。

 

2. 本郷中学校の入試傾向について

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第一回・第二回・第三回それぞれ、算数・国語・理科・社会の4科目。

それぞれの配点と試験時間は以下の通りです。

 

・算数:100点(50分)

・国語:100点(50分)

・理科:75点(40分)

・社会:75点(40分)

 

第一回・第二回・第三回で出題形式の変化はほぼ無く、昔からの出題形式が踏襲されている学校です。

算数で差が付きやすく、基本事項の定着と共に、図形と速さの問題でしっかり正答出来るかが鍵です。

また、理科の問題に特殊性があり、年度によっては、差がつきやすい科目です。

単なる暗記では対応出来ない問題が出ますので、十分な対策が必要でしょう。

 

①算数

例年、大問が5題出題されています。

これは、第一回〜第三回で変わらない傾向です。

大問1番では、計算問題が小問で2〜3題出題されており、計算力を大いに強化したい所です。

ここでの取りこぼしは致命的になりますので、しっかり正確に行いましょう。

大問2番は、小問6〜7題程の小問集合です。

様々な単元から出題されますが、特に図形が多く出題されております。

ここの小問も確実に満点を狙いにいきたい所です。

大問3番は、グラフを用いた速さの問題です。

旅人算か水量の問題が出題される事が多く、過去問に類似問題が多数ありますので、解き直しをしっかり行って、望みましょう。

大問4番は、会話形式での考察問題です。

単元はまちまちですが、問題集で見たことのある標準〜やや難位のものが多く、しっかりと問題集・過去問を解いておく事が重要です。

最後の大問5番は、図形が出題される事が多く、特に立体図形の切断に関する問題は要注意です。

2024年度第一回も、切断に関する問題が出題されており、この問題が合否を分けたように思われます。

 

②国語

例年、大問が3題出題されており、過去から傾向に変わりはありません。

大問1番は漢字の問題です。

難問は出題されていないため、確実に正答したい所です。

書きだけではなく、読みも出題されますので、どちらも対策をしておきましょう。

大問2番と3番は、物語文と説明文が1題ずつ出題される事が多く、設問も、知識・正誤選択・抜き出し・記述とバランス良く出題されております。

説明文の文章が読みにくいことがありますが、設問自体は標準的です。

難しい文章を苦にしない様に、読書は毎日行って頂きたい所です。

他の中学校と比較して特徴的な点は、必ずと言って良いほど抜き出しの問題が出題される事でしょう。

抜き出しの問題は、筆者が、設問の箇所と似ている内容を書いている文から見つけていくのがポイントです。

離れている箇所に解答がある場合もありますので、近くだけを探さないようにしましょう。

記述問題は、短いもので30字程度、長いもので80字~100字程度の出題です。

100字となると比較的長めと言えるでしょう。

記述する内容を箇条書きにしてから、文章にしていくと良いでしょう。

正誤選択問題では、各選択肢の文章が何行にも亘って書かれることがあります。

2024年度第一回大問3問4は、各選択肢が4行に亘って書かれており、選択肢を読むだけでも一苦労という状況でした。

このような問題でも、しっかりと本文と照らし合わせて、内容と合致するかを考えられる正確性、及びスピードが要求されます。

 

③理科

例年、大問4題の出題です。

物理・化学・生物・地学とバランス良く出題される事もありますが、物理のウエイトが少なく、その分、化学のウエイトが多めに出題される事もあります。

記述問題は出題されても1題程度。字数も長くありません。

本郷中学校の理科は、総じて、暗記だけではどうにもならない問題が多いです。

勿論、暗記問題は出題されますが、考察問題を中心としており、現象理解がしっかり出来ているかが問われます。

日頃から、身の回りの身近な物事に興味を持って調べたり、考えたりする事が重要です。

特に、化学・地学の内容でその傾向が見られますので、対策する必要があるでしょう。

難関校でよく出題される計算問題も出題されることがあり、2024年第一回入試には代表的な化学反応に関する計算問題が出題されました。

計算問題への対策が疎かだった生徒様には難しい問題だったと考えられます。

このように、本郷中学校の問題は、多様な角度から出題されております。

時間をかけて対策をおこなっていく必要があるでしょう。

 

④社会

例年、大問3題で、地理・歴史・公民がバランス良く出題されております。

大問1番では、地理の問題が出題されます。特に気をつけたい点としては、地図の問題です。

地図の読み取り・縮尺の計算はよく出題されております。

苦手とする生徒様が多いですから、よく復習をして下さい。

統計問題の対策も必要です。「日本のすがた」の最新版で確認しましょう。

大問2番では、歴史の問題が出題されます。古代から近代まで幅広く出題されるのが特徴で、どの単元と絞る事が出来ません。

満遍なく行う必要があります。一問一答的な問題が多いですが、出来事の並べ替え問題も出題されます。

時代の流れと共に、年号暗記も必要でしょう。

大問3番では、公民を中心とした問題が出題され、時事問題もここに含まれます。

国会・日本国憲法といった王道の単元が中心に出題されますので、基本的な知識を漏らさないようにして下さい。

時事問題の出題もありますので、各大手塾で出版されている「重大ニュース」でチェックしておきましょう。

 

⑤問題の形式等が似ている学校は?

理科の形式が違いますが、巣鴨中学校や城北中学校が似ていると思われます。

特に、本郷中学校の算数大問4番は、巣鴨中学校(算数選抜)の問題によく似たものがありますので、参考になると思います。

理科は似たような問題を出題する学校が無いのですが、現象理解と言う意味では、武蔵中学校の問題は良い問題だと考えます。

解くと言うよりも、問題を見て調べる材料にするのが宜しいかと考えます。

 

3. 本郷中学校を受ける際の併願パターンは?

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①1月受験校

【受験校の例】
 西武学園文理中学校・栄東中学校・開智中学校

 

1月は、練習として、西武学園文理中学校・栄東中学校・開智中学校が挙げられます。

どれも本郷中学校よりも易しいですから、このうち2校程度を受験しておくと良いでしょう。

しっかりと合格を手にすることで、精神的に落ち着けると思われます。

 

②2月1日

【受験校の例】
午前:本郷中学校(1次)
午後:世田谷学園中学校(算数選抜)・国学院久我山中学校(ST)・佼成学園中学校(特奨1回目)

 

午前入試は本郷中学校(1次)で決まりです。

午後入試は抑え校として、国学院久我山中学校(ST)佼成学園中学校(特奨1回目)が考えられるでしょう。

算数に自信がお有りでしたら、世田谷学園中学校(算数選抜)も良いと思います。

 

③2月2日

【受験校の例】
午前:本郷中学校(2次)
午後:高輪中学校(算数選抜)

 

2日の午前入試は本郷中学校(2次)で決まりでしょう。

午後は、受けなくて良いと思いますが、算数がお得意でしたら、高輪中学校(算数選抜)はお考え頂いても宜しいかと思います。

 

④2月3日

【受験校の例】
 国学院久我山中学校(ST2次)・成城中学校(2次)

 

2日までの結果を受けて受験されることになりますから、抑え校として国学院久我山中学校(ST2次)・成城中学校(2次)をおすすめしたいと思います。

 

⑤2月4日

【受験校の例】
 世田谷学園中学校(3次)

 

2月4日受験は、世田谷学園中学校(3次)が良いでしょう。

尚、2月5日には本郷中学校(3次)があります。

もし1・2日目で不合格だった場合には、大変にはなりますが、5日の3次試験まで頑張りましょう。

 

4. 本郷中学校の受験対策方法

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本郷中学校は、昔から出題形式が一定しており、過去問が最も良い教材となります。

学校側も、過去問研究をしっかりして受験に臨んで欲しい旨を学校説明会でお話されています。

よって、2025年度も出題形式は過去問通りと考えて良いでしょう。

例年、算数が最も差がつきやすい科目となっておりますので、力を入れて取り組みましょう。

速く、正確な計算力と基本~標準レベルの問題の定着が必須です。

それに加えて、毎年出題される図形・速さを強化していきましょう。

 

①時期別・教科別対策内容

(1)小学四年生

算数

塾のカリキュラムに沿って行っていきましょう。塾に通われてない生徒様は「予習シリーズ」に沿って進めていくと良いでしょう。本郷中学校は、満遍なく出題されますので、苦手単元を作らない事が大切です。特に平面図形は大切な単元ですから、力を入れて学習して下さい。また、計算力も必須です。本郷中学校では、大問1番に必ず計算問題が出題されます。速く、正確に計算が出来るようにトレーニングをして下さい。

国語

カリキュラム・予習シリーズをもとに行いますが、文章が難しいと感じる場合は、少し簡単な文章から確実に読めるようにして下さい。文章を読んでから、要旨を50~100字で書いていくのが、読解力向上に良いでしょう。少しの時間でも良いので、毎日の読書も欠かさず行いたい所です。

理科

生物・地学を中心とした暗記単元が始まりますから、今のうちにしっかりと暗記をしましょう。ですが、暗記だけでは本郷中学校の問題には対応出来ません。本郷中学校の入試問題に対応するには、身の回りの現象理解がとても大切です。これは生徒様だけに任せるのは大変かもしれません。是非、保護者様も生徒様と一緒に考察して下さい。自由研究にも是非取り組んでみて下さい。

社会

地理分野が本格的に始まりますので、地図帳片手に場所を調べながら学習しましょう。地図の理解も深めましょう。地図記号・等高線・縮尺などしっかり理解して下さい。ご旅行に行かれるのも大変重要です。2023年度第二回では温泉地の問題が出題されました。また、新幹線に関する問題も時折出題されております。ご旅行の思い出は記憶に残りやすいですから、地理に関する会話をしながら行かれると良いかと思います。

 

(2)小学五年生

算数

引き続き、カリキュラム通りに行って頂きたいですが、小学四年生の内容、及び小学五年生で習う内容も適宜復習するようにして下さい。少し時間が経ってしまうと、出来なくなってしまう事も多いです。速さ・図形の問題には特に力を入れて頂き、応用問題まで解けるようにしていきましょう。

国語

物語文・説明文共に、客観的に読む訓練です。生徒様自身の意見ではなく、筆者の意見を読み取れるよう、引き続き、要旨を100字程度で書く練習をしましょう。正誤選択問題では、しっかりと文章に戻って、正しいかどうかの判断をするようにして下さい。読書は継続的に行い、漢字・語彙も忘れずに行って下さい。

理科

物理・化学の計算問題が始まります。比較的よく出題されておりますので、しっかり復習をし、標準的な問題は解けるようにして行きましょう。引き続き、単なる暗記ではなく、何故こういった現象が起きるのか、考えてみましょう。わからない事は、調べつつ、理解を深めて下さい。

社会

歴史が始まります。全体的な流れを理解しながら、暗記を行って下さい。年号暗記も忘れずに行って下さい。引き続き、ご旅行にも行かれると宜しいかと思います。地図帳で場所を確認しながら、楽しい時をお過ごし下さい。

 

(3)小学六年生(4月〜6月)

算数

前学年までの復習をしっかりしながら、全体的なレベルを上げていく時期です。特に、図形と速さに苦手意識がある場合、この時期に強化して下さい。過去問の問題を一度解いてみて下さい。大問4番の会話問題が特殊ですので、この時期から確認しておくと宜しいかと思います。

国語

標準的な文章で、設問の解き方を確認して下さい。この時期は、抜き出し問題に力を入れて頂きたいと思います。似ている内容を把握できるか、そこから抜き出せるか、訓練をしていきましょう。

理科

引き続き、身の回りの事柄への理解を深めつつ、計算問題の力をつけて行きましょう。計算問題が苦手な生徒様は特に力を入れて復習して下さい。過去問は、一回分だけでも解いてみて頂けると、夏休みが有効活用出来ると思います。

社会

公民が始まります。基本的事項は押さえつつ、地理・歴史の復習も取り入れて行くと、今後楽になります。内閣総理大臣の名前がよく出題されております。中曾根康弘内閣総理大臣以降は、暗記して頂きたいと思います。

 

(4)小学六年生(7月〜8月)

算数

過去問を3〜5回分解いていきましょう。また、苦手単元があれば、夏休み中に克服していきましょう。基本~標準問題対策として、「プラスワン」(東京出版)はおすすめです。秋以降は、過去問など演習に時間を取られますので、まとまった時間が取れる最後のチャンスです。何度も言いますが、図形と速さには特に力を入れて下さい。

国語

過去問を始めていきましょう。やはり3回分は解いて、形式に慣れましょう。抜き出し・正誤選択問題での解法を定着させましょう。

理科

過去問を3〜5回分解きましょう。本郷中学校に必要な現象理解、特に化学・地学分野に力を入れて下さい。

計算問題については、少し難しい問題にも対応出来るようにしていきましょう。

社会

過去問を3〜5回分行いましょう。過去問を通して弱点を見つけ、補強して行きましょう。
時事問題にも取り組み始めましょう。

(5)小学六年生(9月~11月)

算数

過去問中心になりますが、特に解き直しに力を入れて下さい。大問4番の形式にもこの時期には慣れておきたい所です。速さ・図形を含めた演習には「ステップアップ」(東京出版)もおすすめです。

国語

過去問を中心に進めますが、漢字・語彙の強化も忘れずに行なって下さい。過去問の解き直しも行いましょう。この時期でも、読書は継続して頂き、様々なジャンルに触れましょう。

理科

やはり過去問を中心に行っていきます。特に、過去問で出てきた内容については、暗記だけでなく、理解が出来ているか、保護者様で確認して頂くと良いと思います。

社会

過去問中心です。それと同時に、歴史の全般的な復習は忘れずに行って下さい。「日本のすがた」最新版を使用して、地理の統計対策にも力を入れましょう。

(6)小学六年生(12月~1月)

算数

過去問の解き直し、図形・速さを含めた全般的な定着を行いましょう。この時期でも、過去問演習は効果的ですから、遡って行って下さい。基本〜標準的な問題で取りこぼしが無いように、復習しましょう。

国語

時間配分・設問形式を忘れないために、1週間~2週間に1度は過去問に触れましょう。漢字・語彙の最終チェックも忘れずに行い、日々の読書も継続してください。

理科

今まで習ってきた内容や、過去問の内容で、理解しきれていない所は無いか、確認して下さい。計算問題も、標準的な問題や有名問題での取りこぼしが無いように復習をして下さい。

社会

引き続き「日本のすがた」の最新版を使用して、多くのデータに関する知識を蓄えましょう。都道府県別の面積・人口の数値も大切です。全般的な単元での暗記漏れが無いよう、最終チェックです。

 

②本郷中学校の過去問対策方法

(1)過去問の効果的な使い方

本郷中学校は、学校側が過去問研究をしっかりするようお話されている学校です。

実際に、出題形式は一定しており、対策がしやすい学校と言えるでしょう。

しかし、対策がしやすいからといって、問題が簡単なわけではありません。

算数は最も差がつきやすい科目ですので、特に力を入れましょう。

(2)いつから解き始めればよいか

算数と理科については、夏休み前から解き始めると良いでしょう。

算数・理科共に出題形式が特殊な部分がありますので、早めに一度解くのが望ましいでしょう。

一方、国語と社会は夏休みに入ってから始めれば良いと考えます。

この2科目は、出題形式が特殊なわけでは無いですので、回数もそれ程こなさなくて大丈夫です。

(3)何年分を何周解けばよいか

算数は、図形・速さといったよく出る単元がありますし、素早く正確に解く練習も必要です。

従って、最低10回分、出来れば20回分解いておきたい所です。

まずは時間を測って解き、その後、間違えた問題を中心に3~4周は解き直しをしましょう。

国語は、文章題が2問出ますので、正確さを失わずに素早く読解する必要があります。

慣れるために、最低5回分、出来れば10回分解くと良いでしょう。

2周解き直しが出来れば良いと考えます。

理科は、過去問を解くことで、理解しきれていない箇所を発見し、周辺事項を理解し直すことが出来ます。

そのため、最低10回分、出来れば20回分解くと良いかと思います。

解き直しについては、計算問題の解き直しを中心に3~4周行いましょう。

社会は、出題形式にそれ程特殊性はありませんので、5〜10回分程度で良いでしょう。

但し、地図の問題には慣れが必要ですので、地図が苦手な生徒様はもっと遡って頂くのが望ましいです。

解き直しは2周程度で良いと思われます。

 

③保護者様に出来るサポート内容

本郷中学校対策として、常日頃から保護者様が出来る事を列挙していきたいと思います。

(1)成績が下降してきたら…

基本〜標準的な問題が出来なくなっている可能性が高いです。

塾などで難しい問題ばかり行なっていると、基本的な所が疎かになり、土台が崩れていきます。

すると、成績が下降して行きます。

ですので、保護者様には、是非基本的な問題、例えば小学四年生・五年生の単元に立ち戻って、再度復習をされる事をおすすめします。

生徒様にも「少し前の単元に戻ってやってみようか。」とお声掛けし、「ゆっくり基本からやり直してみよう。」と生徒様を責めずに、ご対応して下さい。

また、試験の結果に一喜一憂せず、長い目で生徒様を見てあげて下さい。

(2)計算力

対策本郷中学校は、計算力が鍵を握ります。

速く、正確に解くためには、計算力は欠かせません。毎日5問〜10問程度、四則演算の計算問題を解くと良いでしょう。

計算間違いが多い生徒様の場合、まずはゆっくりと正確に行う練習をしましょう。

正確さが身についてから、スピードの順番でお願いします。

計算問題は、100%合わせる必要があります。

10問中、9問出来れば良いわけではありません。

10問中、10問正解出来る様にしましょう。

(3)理科の対策

本郷中学校の理科は、これまでご説明している通り、理解を問う問題が多く出題されております。

特に、化学分野・地学分野にその傾向が見られます。

保護者様としましては、身近な事柄について、生徒様と会話をし、一緒に調べて理解を促すようにして頂けると宜しいかと思います。

例えば、

 

「洗濯物は干すと乾くのは何故だろうね?」
「夏に、地面に水をまくと涼しく感じるのは何故だろうね?」
「地震が起きる仕組みを一緒に調べてみようか。」
「月の形が毎日少しずつ違ってくるのはどうしてなんだろう。」

 

など、日常当たり前の事をしっかりと調べることは、理科の対策にとても重要です。

是非、生徒様とご一緒に取り組んでみて下さい。

 

まとめ

本郷中学校は、過去問が最も良い教材です。

過去問を出来るだけ遡り、しっかりと解き直しをする事が大変重要です。

特に、算数は差がつきやすい科目です。

基本~標準問題を固めつつ、速さ・図形の問題については、難しい問題にも対処出来るように、過去問や先程お話した問題集などを使用して対策をして下さい。

理科は、理解を伴う問題が出題されます。

ただ単に暗記をしているだけでは、点数が取れません。

身近な事柄への理解を生徒様と一緒に取り組んでみて下さい。

計算問題の対策も忘れずに行って下さい。

2025年度も過去問と傾向変わらず出題されることが予想されます。

準備をしっかりと行い、受験に臨んで下さい。

 

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