1. 海城中学校とは?

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中学受験御三家に次ぐ、新御三家の一角として知られています。

昔からある難関進学校ですが、近年大学合格実績が上昇してきており、新宿に程近い利便性も相まって、人気が非常に高い学校です。

難関校は、得てして、生徒様の学力が高いことから、自由にやらせる学校が多いのですが、海城中学校は先生方が強く引っ張っていく部分があり、保護者様の人気も非常に高い学校です。

実際に、私が指導していたご家庭様は、総じて海城中学校は良い印象だと仰っていました。

大学合格実績に関しては、東京大学だけでなく、医学部に合格される生徒様も多く、将来お医者様を目指されるご家庭様にとっての受け皿にもなっています。

 

2. 海城中学校の入試傾向について

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海城中学校の問題は、算数・国語・理科・社会の四科目

それぞれの配点と試験時間は以下の通りです。

・算数:120点(50分)

・国語:120点(50分)

・理科:80点(45分)

・社会:80点(45分)

第一回・第二回共に傾向は同じ問題が出題され、昔から変わらない形式です。

総じて問題文が長く、全体的に読解力が試されていると言えるでしょう。

それと同時に、記述問題も多いため、論理的に書く力も試されています。

また、その場でしっかり考えて解答を出していくような問題も出題されますので、単なる暗記では無い思考力も多分に必要とされると考えられます。

日頃から、しっかり考えて答えを出す訓練、時間をかけて導き出す訓練が必要となるでしょう。

 

①算数

例年、大問6問程度の構成で、出題単元は多岐に亘ります。

難しい問題も出題されておりますが、標準的な問題も多く、それらをしっかりと得点することで合格レベルに達するように作られています。

大問1番は小問集合です。計算問題が1問、その他は、様々な単元が出ますが、規則性・角度・食塩水・速さ・ニュートン算・数の性質がよく出題されております。

大問2番以降は、図形・速さ・場合の数・数の性質・思考力問題がよく出題されております。

しかし、勿論これだけではなく、2024年度では、第一回で仕事算、第二回で損益算が出題されておりますので、全体的な対策は必要でしょう。

図形は、立体図形の切断・図形の移動に関する問題が頻出です。

また、平面図形の面積・相似に関する問題もよく出題されております。

速さの問題は、旅人算・水量・通過算など多岐に亘りますが、グラフを使用した問題が多く出題されます。

尚、2024年度では、第二回で時計算が出題されました。

場合の数は、図形に関する場合の数の問題が多く、計算と言うよりも、しっかり数え上げる問題がよく出題される傾向があります。

数の性質は、約数倍数・規則性といった問題が出題されます。

2024年度第一回でも速さに関する公倍数の問題が出題されておりました。

この問題は標準的で、完答したい問題でしたので、合否を分けた問題だと考えます。

思考力問題は、どの単元とも言い難い問題で、その場で考えて答えを出す地頭を試すような問題です。

日頃から暗記ではなく、しっかりと考える習慣が出来ているか、試されていると言えるでしょう。

 

②国語

大問2題の出題で、物語文と説明文が1題ずつ出題される傾向があります。

どちらの文章も長文が出され、正誤選択問題の選択肢自体も、長い文である事が多いです。

従って、速読しつつ、しっかりと精読もしていくという、高度な読解力が問われています。

物語文・説明文共に、正誤選択問題が10問前後と100字以内の記述問題が1題出題されることが多いです。

その他、漢字が全体で5問程度出題されております。

時々、抜き出し問題が出題されることがあります。

2024年度第一回では、物語文・説明文それぞれで、書き出し指定の記述問題が出題されました。

海城中学校ではよく見る傾向なのですが、あまり慣れていない生徒様や、不得意な生徒様ですと、このような書き出し指定の問題に対応出来ず、合否に影響したと思われます。

そうならないためにも、過去問でしっかりと対策をした方が良いでしょう。

 

③理科

大問が4題出題され、物理・化学・生物・地学がバランス良く出題されております。

全体的に文章量が多く、計算問題や作図の問題も頻繁に出題されます。

総じて、難しい問題と言えるでしょう。

大問1番は物理の問題です。てこ・ばね・電気・光・音など様々な単元が出題されます。

2024年度第一回では、音についての問題が出題されました。

問題集などでは、音に関する問題が少ないため、手薄になりがちです。

そのため、十分な対策が出来ていない生徒様が多かったと思われ、合否に大きく影響したと考えられます。

大問2番は、化学の問題です。一部暗記的な設問もありますが、計算問題が主として出題されます。

しっかりグラフを読み取って答える問題も多く、素早く適切な数字を見つけ出し、正確に計算する高度な学力が必要となります。

大問3番は、生物の問題です。

記述問題が2~3題出題されることが多く、単なる暗記では対応出来ない問題が出題されております。

資料が与えられ、それに沿った解答を求められる問題も見受けられます。

大問4番は、地学の問題です。生物と同様、記述問題が数問出題されることが多く、やはり理解を問われます。

また、数多くの資料から、素早く情報を見つけて解答する問題も出題されるため、訓練が必要になるでしょう。

 

④社会

大問1題の出題で、一つのストーリーとして長文が示された後、10題程度の設問が出題されます。

歴史が全体の6割程度と最も出題され、地理、公民の順となっております。

歴史は、古代〜近代・現代まで満遍なく出題されます。

出来事の並び替え問題も出題されますから、基本的な年号暗記も必要でしょう。

文化史も出題されますので、手薄にならないように注意が必要です。

全体的に、流れを理解し、出来事を説明出来るようにしていきましょう。

地理は、地図を重視した問題・世界遺産・世界の国々・統計について問う問題が比較的多く出題されております。

特に、世界の国々についての問題は、他の学校では出題頻度が低いため、疎かになりがちです。

世界の有名な国については、どんな国なのか、何が有名なのか、抑えておいた方が宜しいでしょう。

公民は、殆ど出題されず、基本的な内容を問う問題が多いです。

国会・日本国憲法・地方自治・国際機関を中心に取りこぼしがないように暗記しましょう。

海城中学校で特徴的な問題は、何といっても記述式問題でしょう。

例年、2題〜3題出題され、字数は少ないもので100字弱、多いもので250字程度と、相当な字数が必要とされている問題です。

地理・歴史・公民問わず、出題されており、膨大な資料を読み解きながら解答を作成する問題となっております。

2024年度第一回でも、傾向変わらず、記述式問題が2題出題されました。

どちらも、多くの資料からわかることを記述する形式で、これらの問題をポイントを漏らさずに、論理的に記述出来たかが合否の分かれ目となりました。

過去問に同様の問題が沢山ありますので、しっかりと訓練をして下さい。

 

⑤問題の形式等が似ている学校は?

全体的な傾向としては、麻布中学校武蔵中学校が似ていると思われます。

どちらも文章量が多く、資料などから必要な情報を的確に取り出し、記述させる問題です。

海城中学校の過去問と似た問題もありますので、演習として使用されると宜しいかと思います。

 

3. 海城中学校を受ける際の併願パターンは?

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①1月受験校

【受験校の例】
西武文理学園中学校・栄東中学校・東邦大学附属東邦中学校

 

1月は、練習として、西武文理学園中学校・栄東中学校が挙げられます。

その後、少し難易度を上げて、東邦大学付属東邦中学校を受けるのが良いでしょう。

しっかりと合格を手にすることで、精神的に落ち着けると思われます。

 

②2月1日

【受験校の例】
午前:海城中学校(1次)
午後:巣鴨中学校(算数選抜)・広尾中学校(2次)・東京都市大学附属中学校(2次)

 

午前入試は海城中学校(1次)で決まりです。

午後入試は、午前入試の疲れを考慮されるのであれば、受験しないのも手です。

もし受験されるのであれば、広尾中学校(2次)は一つの選択肢です。

算数に自信がお有りでしたら、巣鴨中学校(算数選抜)も良いと思います。

抑え校としては、東京都市大学附属中学校(2次)が良いでしょう。

 

③2月2日

【受験校の例】
午前:城北中学校(2次)・本郷中学校(2次)・桐朋中学校(2次)

 

2日の入試を抑え校としてお考えであれば、城北中学校(2次)はおすすめです。

本郷中学校(2次)・桐朋中学校(2次)も考えられますが、難易度は高いため、対策は必要でしょう。

午後は、受けなくて良いと思います。

 

④2月3日

【受験校の例】
海城中学校(2次)

 

3日は海城中学校(2次)で決まりです。

 

⑤2月4日

【受験校の例】
城北中学校(3次)・芝中学校(2次)

 

2月4日受験をどう考えるかによりますが、抑え校としてお考えでしたら、城北中学校(3次)、海城中学校と近いレベルでお考えでしたら、芝中学校(2次)となるでしょう。

2日に本郷中学校(2次)や桐朋中学校(2次)を受験される場合は、4日は城北中学校(3次)が望ましいでしょう。

 

4. 海城中学校の受験対策方法

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海城中学校の問題は、記述問題や資料の読み込みが多いこともあり、理科・社会で点数が取りづらくなっております。

逆に、算数・国語は、標準問題が多く出ますので、平均点もやや高めです。

一方で、点差がつきやすいのは算数です。よって、算数の標準問題で、ミスをしないようにする事が最も大切です。

全体的に文章量が多く、資料が膨大ですから、的確に情報を取り出す練習が欠かせません。

過去問を使用して、納得いくまで解き直しをして下さい。

 

①時期別・教科別対策内容

(1)小学四年生

算数

塾のカリキュラムに沿って行っていきましょう。

塾に通われてない生徒様は「予習シリーズ」に沿って進めていくと良いでしょう。

海城中学校は、満遍なく出題されますので、苦手単元を作らない事が大切です。

算数を学習する際には、単なる解法暗記にならないように、式の意味を理解して問題を解けるようにして下さい。

また、すぐに解答を見ずに、しっかり考える習慣付けをすると良いでしょう。

計算力も必須です。

海城中学校の問題は、小問でも計算問題が出題されますし、問題数も多いため、速く、正確な計算力が前提となります。

今の段階で、しっかりトレーニングをしておきましょう。

国語

カリキュラム・予習シリーズをもとに行います。

授業で扱った文章の要約を行うと良いでしょう。

100字~150字程度を目安に取り掛かりましょう。

この段階では、速さよりも、しっかりと長い文章を読む訓練をして下さい。毎日の読書をしながら慣れていきましょう。

まずは、興味のあるジャンルからで構いません。スポーツや趣味の本でも良いですから、とにかく長い文章に慣れていきましょう。

理科

生物・地学を中心とした暗記単元が始まりますから、今のうちにしっかりと暗記をしましょう。

暗記と共に、理解を重視して下さい。単なる暗記では海城中学校の問題に太刀打ち出来ません。

社会

地理分野が本格的に始まりますので、地図帳片手に場所を調べながら学習しましょう。

やはり、理科同様理解を重視して下さい。

 

(2)小学五年生

算数

引き続き、カリキュラム通りに行って頂きたいですが、小学四年生の内容、及び小学五年生で習う内容も適宜復習するようにして下さい。

少し時間が経ってしまうと、出来なくなってしまう事も多いです。

1ヶ月以上触れていない単元は都度、解き直しを行なって下さい。思考力が必要な問題も積極的に行うようにして下さい。

国語

物語文・説明文共に、客観的に読む訓練です。 生徒様自身の意見ではなく、筆者の意見を読み取れるよう、引き続き、要旨を書く練習をしましょう。 読書は継続的に行い、漢字・語彙も忘れずに行って下さい。

理科

物理・化学の計算問題が始まります。非常に重要ですから、しっかり復習をし、難しい問題まで解けるようにして行きましょう。 生物・地学分野は、仕組みを理解して、不明な事は本などで納得いくまで調べると良いでしょう。 調べる作業自体が、海城中学校受験対策になります。

社会

歴史が始まります。歴史は海城中学校で重要な論点になります。

年号暗記をしながら、流れを掴めるようにして下さい。流れや出来事を口で説明出来る様にすると良いでしょう。

背景知識についても、理解・暗記をして下さい。

 

(3)小学六年生(4月〜6月)

算数

前学年までの復習をしっかりしながら、図形・速さ・場合の数といった頻出単元のレベルを上げていく時期です。

過去問の問題をいくらか解ける時期になりますので、一度解いて頂くと宜しいかと思います。

国語

海城中学校の大半を占める正誤選択問題を解けるようにしていきましょう。

しっかり文章に戻って正しいかどうかの判断をしていく練習です。

客観的に、正確に、選択肢を選べるようにしていきましょう。

理科

計算問題の力をつけて行きましょう。

計算問題が苦手な生徒様は特に力を入れて復習して下さい。

また、それぞれの事柄が理解されているか、口で説明してみて下さい。

可能でしたら、過去問を始めて頂くと宜しいかと思います。

社会

公民が始まりますが、海城中学校でのウエイトはそう大きくありません。

公民の基本は押さえつつ、地理・歴史の復習も取り入れて行くと、今後楽になります。

過去問は見始めた方が良いでしょう。記述問題は字数多く、資料が膨大ですから、早めに対策すべきです。

 

(4)小学六年生(7月〜8月)

算数

過去問を3〜5回分解いていきましょう。

また、苦手単元があれば、夏休み中に克服していきましょう。

秋以降は、過去問など演習に時間を取られますので、まとまった時間が取れる最後のチャンスです。

基礎~標準が固まっていない場合、「プラスワン」「ステップアップ問題集」(どちらも東京出版)で総復習して下さい。

国語

過去問を始めていきましょう。やはり3回分は解いて、形式に慣れましょう。

語彙・漢字については、この夏休みで固めていきましょう。

理科

数学同様、過去問を3〜5回分解きましょう。

特に、計算問題に対応出来るか確認して下さい。

海城中学校の計算問題は、文章やグラフを読解した上での計算問題ですから、情報をしっかり整理しながら解き進めなくてはなりません。

数字など重要な情報には丸をつけるなど、漏れが無いように解けるようにして下さい。

社会

過去問を3~5回分行いましょう。

この夏休みは、記述問題への対応が主となります。

過去問を行いながら、資料の読み込み~必要な情報の整理~実際に記述するという一連の流れを時間内に行えるように、取り組んで下さい。

 

(5)小学六年生(9月~11月)

算数

過去問・志望校別特訓が中心になりますが、全般的な復習も必ず行って下さい。

過去問の解き直しもしっかり行なって下さい。特に標準的な問題が確実に解ける様にして下さい。

国語

過去問・志望校別特訓を中心に進めますが、漢字・語彙の強化も忘れずに行なって下さい。

過去問の解き直しも行いましょう。

この時期でも、読書は継続して頂き、様々なジャンルに触れましょう。

理科

やはり過去問・志望校別特訓中心ですが、暗記の確認・計算問題の強化を引き続き行いましょう。

解き直しも必須で、特に計算問題を解けるように繰り返しましょう。

社会

過去問・志望校別特訓を解きながら、記述問題への対処を固めていく時期です。

この時期からは、暗記にも時間を割いていきましょう。

 

(6)小学六年生(12月~1月)

算数

過去問・志望校別特訓の解き直し、図形・速さを含めた全般的な定着を行いましょう。

この時期でも、過去問演習は効果的ですから、遡って行って下さい。

単元問わず、基本~標準的な問題を解き直ししましょう。

国語

時間配分・設問形式を忘れないために、1週間~2週間に1度は過去問に触れましょう。

漢字・語彙の最終チェックも忘れずに行い、日々の読書も継続してください。

理科

過去問を遡りつつ、志望校別特訓・過去問での解き直しを行なって下さい。

とにかく計算問題で差がつかないように、繰り返し反復して下さい。

生物・地学での理解・暗記にも時間を使って下さい。

社会

国語同様に、1週間に1度程度、過去問に触れましょう。

記述問題の形式を忘れないためです。

全般的な暗記を行いつつ、統計対策を進めましょう。

「日本のすがた」の最新版を使用して、多くのデータに関する知識を蓄えましょう。

 

 

②海城中学校の過去問対策方法

(1)過去問の効果的な使い方

海城中学校は、文章・資料の分量が多く、記述問題も多い学校です。

その割に時間が短く、時間内に解き切るには、相当な練習が必要です。

全科目とも早めに始めて行きたいですが、特に算数と社会は優先して始めて行きましょう。

算数・理科の計算問題は、似た問題が出題されることもありますので、解き直しをしっかりして、本番の試験に臨みましょう。

(2)いつから解き始めればよいか

算数と社会については、夏休み前から解き始めると良いでしょう。

回数をこなしたいですし、似た問題が出る事もあります。

一方、国語と理科は夏休みに入ってから始めれば良いと考えます。

本当は、理科も夏休み前から始めたいのですが、少し難しく感じられるかもしれません。

余裕のある生徒様は解き始めて下さい。

(3)何年分を何周解けばよいか

算数は、図形・速さ・場合の数など、よく出る単元がありますし、素早く正確に解く練習も必要です。
従って、最低10回分、出来れば20回分解いておきたい所です。

まずは時間を測って解き、その後、しっかりと3周は解き直しをしましょう。

国語は、文章題が2問出ますので、選択肢の〇×を正確に判断しながら、素早く読解する必要があります。

慣れるために、最低10回分、出来れば15回分解くと良いでしょう。

解き直しは2周で良いですが、解き直しの際には、不正解肢の理由まで言える様にしましょう。

理科は、算数同様、計算問題に似た問題が出る事があります。

最低10回分、出来れば20回分解くと良いかと思います。

計算問題の解き直しを中心に3周行いましょう。

社会は、記述問題の練習が多分に必要となります。

最低10回分、出来れば15回分解くと良いでしょう。

解き直しは、2周で良いですが、記述問題を中心に解き直しをして下さい。

時間内に解答を書けるかチェックして下さい。

 

③保護者様に出来るサポート内容

海城中学の問題は、長い文章・膨大な資料から的確な材料を取り出し、記述する力が問われます。

また、理解を問う問題・思考力を必要とする問題も多く出題されます。

常日頃から保護者様が出来る事を列挙していきたいと思います。

(1)成績が下降してきたら…

基本〜標準的な問題が出来なくなっている可能性が高いです。

塾などで難しい問題ばかり行なっていると、基本的な所が疎かになり、土台が崩れていきます。

すると、成績が下降して行きます。

ですので、保護者様には、是非基本的な問題、例えば小学四年生・五年生の単元に立ち戻って、再度復習をされる事をおすすめします。

生徒様にも

「少し前の単元に戻ってやってみようか。」
「ゆっくり基本からやり直してみよう。」

と生徒様を責めずに、ご対応して下さい。

また、試験の結果に一喜一憂せず、長い目で生徒様を見てあげて下さい。

(2)自由研究

小学校で夏休みの課題として出される自由研究。

海城中学校受験にも通じる部分がありますので、取り組むと良いでしょう。

物事の理解・資料の読み込み・的確な材料の取り出しなど、役に立つことが多いはずです。

また、研究内容を文章にまとめる作業も大変重要です。

是非取り組んでみて下さい。

(3)書籍

海城中学校入試の根底にあるのは読解力。

しっかりとした長い文章を読み込む読解力が必要です。

生徒様が読みたい本であれば、生徒様にお任せすれば良いですが、そうすると偏りが生じます。

保護者様として、ジャンルに偏りが無いように、本を選んであげる事も必要です。

物語文・説明文問わず、選んで下さい。

多少読みにくい文章、例えば文体が少し古いものも取り入れると宜しいかと思います。

 

まとめ

海城中学校の入試問題は、高度な読解力を前提としております。

そして、長い文章・膨大な資料から的確な情報を選び出し、記述させる問題が数多く出題されます。

過去問や志望校別特訓で練習をしていくことがとても重要ですから、是非多くの問題を解いてください。

また、その場で考える思考力を試す問題も出題されますから、普段から考える癖付けも必要になってきます。

問題を解く際には、すぐ解答を見るのではなく、粘り強く解く習慣をつけて下さい。

最後に、海城中学校と言えど、基本~標準問題を徹底することが大変重要です。

しっかりとした基礎固めをベースに取り組んで下さい。

 

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