1.日本大学豊山中学校とは?

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日本大学系列唯一の男子校である日本大学豊山中学校。毎年、7~8割の生徒様が日本大学へと推薦により進学します。高校2年生~3年生時に受験する「基礎学力到達度テスト」にて希望学部が決まっていきます。
一方、日本大学ではなく、別の進路を目指す生徒様のために、特進クラスも設けられています。条件によっては、日本大学への推薦枠を保持したまま、他大学を受験することも出来ます。2023年度の卒業生の中には、北海道大学や早稲田大学といった難関校に合格した生徒様もいらっしゃいます。上智大学・東京理科大学など難関私立大への指定校推薦枠もありますので、魅力的な学校と言えるでしょう。

2. 日本大学豊山中学校の入試傾向について

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第一回・第三回は算数・国語・理科・社会の四科目、第二回・第四回は算数・国語の二科目での試験です。
第一回・第三回については、試験時間が算数50分・国語50分・理科社会合わせて60分、配点は算数100点・国語100点・理科50点・社会50点です。理科と社会は一緒の時間帯で試験が行われますので、例えば、得意な科目を早く終わらせて、苦手な科目に時間をかける、といった事が可能です。
第二回・第四回については、試験時間が算数・国語各々50分、配点は算数・国語各々100点です。

2024年度では事前アナウンスがあった通り、問題が難化しました。今までは合格最低ラインが70%程度でしたが、55%程度にまで下がりました。但し、入試の傾向として、算数で差がつきやすいことには変わりありません
計算・小問で確実に得点し、頻出単元の図形・速さ・仕事・規則性に力を入れましょう。

尚、複数回受験の生徒様には優遇措置があります。合格ラインに達しなかった生徒様の中から、複数受験をされた生徒様に対して、優先的に合格出来るようにするというものです。
どの程度優先されるかは定かではありませんが、そういった措置があることは念頭に置かれて下さい。

①算数

例年、大問6題の出題で、この傾向は回数によりません。

大問1番では、計算問題が6題ほど出題されます。小数・分数を中心としたものや、計算の工夫が必要なものなど出題されていますので、計算練習を毎日行い、確実に得点をしましょう。

大問2番は、小問集合となっており、様々な単元から出題されます。どれも基本~標準的な問題ですから、やはり確実に得点したい所です。

大問3番は、図形の問題です。面積・角度・体積など標準的な問題が出題されます。しかし、2024年度第一回では、90度回転する問題や、複数の円が重なり合う周りの長さの問題など、やや難しい問題が出題されました。少し高いレベルまで演習出来ていたかどうかで差がついた問題でした。

大問4番~6番は標準~応用問題となっていきます。頻出単元は、速さ・仕事・規則性・立体図形です。
速さ・仕事は、グラフを用いた問題が多く、そのような問題に慣れていくことが必要です。水量や点の移動の問題も出題されていますので、くまなく対策を行う必要があります。

規則性は、普段目にする数に関するものの他に、図形に関するものも出題されます。具体的に書き出していくことで規則が見えるものも多いですから、しっかりと手を動かすことが必要です。

立体図形の問題は、応用的な問題が出題されます。中には捨て問もありますので、あまり深入りしない様にして下さい。立体切断や水量の問題が出題されることが多いですから、そういった問題を中心に対策を行うと良いでしょう。

②国語

例年、大問3問の構成で、大問1番が漢字・語彙・文法、大問2番が説明文、大問3番が物語文となっています。
大問1番で気を付けたい問題としては、文法です。日常使用している言葉と正式な言葉は違うことがあります。その違いをしっかりと認識する必要があります。
文章題では、正誤選択問題・抜き出し問題・記述問題が主となっています。記述問題は、枠が与えられているだけの問題が多く、字数にそこまで拘らずに書けるようになっています。しかし、2024年度第一回では、50字や60字以内の記述問題が出題されました。今まで字数問題はあまり出題されず、あっても30字以内の短い記述でした。今後も同様の傾向が続く可能性があるため、与えられた字数で纏められるように練習しましょう。

③理科

例年、大問4問の出題で、物理・化学・生物・地学がバランス良く出題されています。社会と合わせて60分という制限時間ですから、理科にどの程度時間を掛けるかお考えになった上で、解くようにして下さい。

物理は非常に満遍なく出題されており、全体的に標準的な問題が解けるようにしていきましょう。
化学は、実験問題が出題されることが多く、計算問題も出題されます。しっかりとした理解が必要となる単元です。2024年度では計算レベルが上がってきています。

生物は、知識問題が多く出題されてきましたが、今後は考察問題も考えられます。他の過去問や問題集で対策しておきましょう。
地学も、これまでは知識問題が中心でしたが、2024年度第一回では、傾向が変わりました。地層の問題が出題されましたが、ボーリング調査に関する問題で、これまであまり出題されていない考察問題でした。地層の仕組みを理解していないと解けない問題でしたので、差がついた問題だったと考えられます。

このように、2024年度で大きく傾向が変わってきていますより難しい問題まで対応出来る様にしておきましょう。

④社会

例年、大問3問の出題で、地理・歴史・公民・時事問題が出題されます。
地理では、基本的な問題が多いですが、地図帳を利用した場所の確認は必ず必要です。その他、雨温図や統計に関する問題も出題されています。また、時折記述問題が出題されていまして、2024年度第一回では、大問1番問1で、空港が海上に立地されている理由についての記述問題が出題されました。対策せずに受験した生徒様は、うまく書くことが出来なかったと思わます。今後難化していく可能性を踏まえると、記述問題のウエイトが上がって来るかもしれません当たり前のことに疑問を持ち、調べることが大切です。

歴史は、出来事と時代とが紐づけられるようにしていきましょう。年号暗記も必要です。記述問題で出題されても良いように、時代の流れ・出来事が起こった背景を述べられるように学習しましょう。

公民は、憲法・国会・国際関係が頻出です。標準的な内容はしっかり暗記しましょう。日本国憲法での条文穴埋め問題も出題されていますので、注意しましょう。

時事問題は、地理や公民との融合問題もありますし、時事問題単独での出題もあります。直近ではSDGsが単独問題でした。今後も単独での出題がありえますから、ここ5年程度の内容は学習しておいた方が良いでしょう

⑤問題の形式等が似ている学校は?

先程から述べている通り、日本大学豊山中学校は、2024年度より難化することが示されていた過去があり、実際に2024年度入試は難化しました。今後も2024年度レベルの問題が継続する事が予想されます。ですので、2024年度の問題をベースに考えますと、成城中学校の過去問が似ていると思われます。演習用として解いて頂くと良いでしょう。

3. 日本大学豊山中学校を受ける際の併願パターンは?

①1月

 

城西川越中学校・城北埼玉中学校・西部学園文理中学校

 

1月は練習として、城西川越中学校・城北埼玉中学校・西部学園文理中学校が挙げられます。
これらの学校で、しっかりと合格を手にすることで、精神的に落ち着けると思われます。

②2月1日

 

午前:日本大学豊山中学校(1次)

午後:東京電機大学中学校(2次)・明治学院中学校(1次)

 

午前は日本大学豊山中学校(1次)で決まりです。
午後は東京電機大学中学校(2次)が良いかと思われます。
もしくは抑え校として、明治学院中学校(1次)も良いでしょう。

③2月2日

 

午前:東洋大学京北中学校(3次)・獨協中学校(3次)

午後:日本大学豊山中学校(2次)

 

午前は東洋大学京北中学校(3次)獨協中学校(3次)が良いでしょう
午後は日本大学豊山中学校(2次)で決まりです。
1日、2日と午前・午後と受験するのは相当に疲れるかと思われます。
2日午後の日本大学豊山中学校に備えるためにも、2日午前を受験しないことも考えられます。
生徒様の様子を見てお考え下さい。

④2月3日

 

午前:日本大学豊山中学校(3次)・成城中学校(2次)

午後:日本大学豊山中学校(4次)

 

3日午前は日本大学豊山中学校(3次)、3日午後は日本大学豊山中学校(4次)で決まりです。
午前・午後と続きますが、これが日本大学豊山中学校の最終入試です。頑張りましょう。
尚、もし日本大学豊山中学校が事前に合格している場合、成城中学校(2次)にチャレンジするのも宜しいかと思います。
問題が類似している部分もあるので、特別な対策はあまり必要ありません。

⑤2月4日

 

東京電機大学中学校(4次)・明治学院中学校(3次)

 

4日は東京電機大学中学校(4次)・明治学院中学校(3次)が宜しいかと思います。
東京電機大学中学校は午後入試ですから、明治学院中学校と両方受験可能です。
しかし、前日3日に午前午後と受験していますから、負担は大きいと思われます。
どちらかを受験するのが現実的ではないでしょうか。

4. 日本大学豊山中学校の受験対策方法

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日本大学豊山中学校は、昔から出題傾向に大きな変化はなく、算数と国語で差がつきやすい傾向があります。

算数では、基本~標準的な問題をいかにミスなくしっかりと取れるかが重要です。図形・速さ・仕事・規則性は重要単元ですから、特に力を入れて下さい。
国語は、文章の全体的な理解、即ち要旨を読み取れるかが重要です。日頃から要約を書く練習が必要です。正誤選択問題は、傍線部の近くだけでなく、全体から判断しましょう。
理科は、暗記だけでなく理解も問われますので、何故そうなるのか、考えながら取り組みましょう。計算問題も出題されますから、標準的な問題は解けるように演習しましょう。
社会は、地図帳・記述問題・時事問題がポイントになります。

この後お話しますので、是非最後まで読んで実行して下さい。 

①時期別・教科別対策内容 

(1)小学四年生

算数  塾のカリキュラムに沿って行っていきましょう。
塾に通われてない生徒様は「予習シリーズ」に沿って進めていくと良いでしょう。
日本大学豊山中学校は、小問も合わせると比較的満遍なく出題されますので、苦手単元を作らない事が大切です。
また、計算力も必須です。日本大学豊山中学校では、大問一番で計算問題が必ず出題されますし、計算力が必要な問題も多数出題されます。
速く、正確に計算が出来るように毎日トレーニングをして下さい。
国語 カリキュラム・予習シリーズをもとに行いますが、文章が難しいと感じる場合は、少し簡単な文章から確実に読めるようにして下さい。
文章を読んでから、要旨を50字程度で書いていくのが、将来の日本大学豊山中学校受験対策には良いでしょう。
少しの時間でも良いので、毎日の読書も欠かさず行いたい所です。
理科 生物・地学を中心とした暗記単元が始まりますから、今のうちにしっかりと暗記をしましょう。
また、日本大学豊山中学校の入試問題に対応するには、暗記だけでなく、身の回りの現象理解がとても大切です。
これは生徒様だけに任せるのは大変かもしれません。是非、保護者様も生徒様と一緒に考察して下さい。
例えば、シャボン玉はどうやって出来るのか、など身近な内容について、考察してみると良いでしょう。
社会 地理分野が本格的に始まりますので、地図帳片手に場所を調べながら学習しましょう。
都市の場所・地形・雨温図・統計が頻出単元ですから、この時期にしっかり理解しましょう。
この時期から、当たり前だと思われる事に疑問を持ち、調べることが大切です。

 

(2)小学五年生

算数  引き続き、カリキュラム通りに行って頂きたいですが、小学四年生の内容、及び小学五年生で習う内容も適宜復習するようにして下さい。
少し時間が経ってしまうと、出来なくなってしまう事も多いです。
全体的に基本〜標準的な問題をしっかり解けるようにしていきましょう。
計算練習も忘れずに行って下さい。
国語 物語文・説明文共に、客観的に読む訓練です。
生徒様自身の意見ではなく、筆者の意見を読み取れるよう、引き続き、要旨を50~80字程度で書く練習をしましょう。
書きたいポイントを箇条書きにしてから、記述するのが良いでしょう。
読書を継続的に行い、漢字・語彙・文法も忘れずに行って下さい。
理科 物理・化学の計算問題が始まります。計算問題は今後も継続的に出題されると思われますので、基本~標準的な問題は解けるようにして行きましょう。
引き続き、単なる暗記ではなく、何故身近な現象が起きるのか、考えてみましょう。
わからない事は、調べつつ、理解を深めて下さい。
社会 歴史が始まります。全体的な流れを理解しながら、暗記を行って下さい。
主な出来事が何時代なのか、判断できるまで反復して下さい。年号暗記も忘れずに行って下さい。
時間を見ながら地理の復習も適宜行えると良いでしょう。

 

(3)小学六年生(4月〜6月)

算数  前学年までの復習をしっかりしながら、全体的なレベルを上げていく時期です。
特に、図形・速さ・仕事・規則性に不安がある場合は、この時期に克服したい所です。
過去問にも一度取り掛かってみましょう。
国語 標準的な文章で、設問の解き方を確認して下さい。
抜き出し問題は、同じような内容の段落から選ぶと正答に近づきます。
練習をして、抜き出し問題に強くなりましょう。
可能でしたら、過去問を解いてみましょう
理科 引き続き、身の回りの事柄への理解を深めつつ、計算問題の力をつけて行きましょう。
計算問題が苦手な生徒様は特に力を入れて復習して下さい。
社会 公民が始まります。基本的な内容は理解するようにしましょう。憲法で条文穴埋め対策も行いましょう。
時間を見つけて、地理・歴史の復習も取り入れて行くと、今後楽になります。
ニュースや新聞を見る様にすると、今後の時事問題対策に有効です。

 

(4)小学六年生(7月〜8月)

算数  過去問を3〜5回分解いていきましょう。また、苦手単元があれば、夏休み中に克服していきましょう。
基本~標準問題対策として、「ベストチェック」(日能研)はおすすめです。
秋以降は、過去問など演習に時間を取られますので、まとまった時間が取れる最後のチャンスです。
計算練習も引き続き、毎日5問でも良いですから継続して下さい。
国語 過去問を3回分は解いて、形式に慣れましょう。記述対策が最も重要です。
記述問題がうまく書けない生徒様は、まず書きたいポイントを箇条書きにした後に答案作成をしていきましょう。
漢字・語彙・文法については、この夏休みで固めていきましょう。
理科 過去問を3回分解きましょう。理解不足の所は、基本に戻って理解をしていきましょう。
過去問よりも難しい問題についても演習していきましょう。
社会 過去問を3回分行いましょう。過去問を通して弱点を見つけ、補強して行きましょう。
ニュース・新聞を見ながら、わからないことは調べていくと良いでしょう。

 

(5)小学六年生(9月~11月)

算数  日本大学豊山中学校の過去問に慣れてきましたら、成城中学校の過去問を行うのも宜しいかと思います。
図形・速さ・仕事・規則性に力を入れて学習して下さい。
「プラスワン」「ステップアップ」(各々東京出版)も試験対策には良い問題集です。
国語 過去問を中心に進めますが、漢字・語彙・文法の強化も忘れずに行なって下さい。
正誤選択問題では、本文全体を踏まえて答えていくようにして下さい。
この時期でも、読書は継続して頂くと良いでしょう。
理科 過去問を中心に行っていきます。
過去問で出てきた内容については、暗記だけでなく、理解が出来ているか、保護者様で確認して頂くと良いと思います。
解き直しも忘れずに行って下さい。
社会 過去問を解きますが、それと同時に、全般的な復習も忘れずに行って下さい。
この時期から「日本のすがた」(最新版)を利用した統計の勉強や、大手塾から出版されている「重大ニュース」を用いた時事対策を本格的に始めましょう。

 

(6)小学六年生(12月~1月)

算数  直近の過去問を中心に解き直し、図形・速さ・仕事・規則性を含めた全般的な定着を行いましょう。
基本〜標準的な問題で取りこぼしが無いように、復習しましょう。
国語 直近の過去問を再度解いて、問題形式を確認しましょう。少し問題は簡単ですが、2023年度以前のものを解いても良いと思います。
漢字・語彙・文法の最終チェックも忘れずに行い、日々の読書も継続してください。
理科 今まで習ってきた内容や、過去問の内容で、理解しきれていない所は無いか、確認して下さい。
計算問題も、基本~標準的な問題や有名問題での取りこぼしが無いように復習をして下さい。
社会 全般的な復習をしつつ、場所・統計・時事問題の復習・強化を行って下さい。
記述問題が出題された時のために、内容を理解出来ているか確認して下さい。

 

②日本大学豊山中学校の過去問対策方法

(1)過去問の効果的な使い方

日本大学豊山中学校は、先程からお話ししています通り、2024年度から難化しました。形式にはそれほど変更はないので、今まで通り、過去問は使用出来ますが、レベルを考えますと、その他問題集や、成城中学校などの過去問も併用した方が良いでしょう。

(2)いつから解き始めればよいか

算数と国語については、夏休み前から解き始めると良いでしょう。
この2科目、特に算数は差がつきやすい科目です。早めに始めると良いでしょう。

一方、理科と社会は夏休みに入ってから始めれば良いと考えます。
あまり早く始めても、試験範囲の学習が終わっていない場合もありますので、焦らず夏休みに集中して行っていきましょう。

(3)何年分を何周解けばよいか

算数  図形・速さ・規則性・場合の数といった、よく出る単元がありますし、素早く正確に解く練習も必要です。
従って、最低10回分解きましょう。その他、「プラスワン」「ステップアップ」といった問題集や成城中学校の過去問を解いてください。
時間を測って解き、その後、間違えた問題を中心に3~4周は解き直しをしましょう。
国語 5~10回分解くと良いでしょう。算数同様、成城中学校の過去問も解いてください。
2周解き直しが出来れば良いと考えます。その際、記述問題はポイントを箇条書き出来ているか、確認しながら行って下さい。
理科 過去問を解くことで、理解しきれていない箇所を発見し、周辺事項を理解し直すようにしましょう。
計算問題については、数多く出題されますので、相当に練習が必要です。
そのため10回分解くと良いかと思います。残りは、時間があれば成城中学校の問題を解いてみましょう。
解き直しについては、3~4周行いましょう。
社会 10回分は解くようにしましょう。その他に、成城中学校の問題を解くと良いでしょう。時事問題が豊富ですから参考になります。
また、時間があれば、「思考力で解く記述問題400題」(エール出版)も記述対策として、解くというよりも読んでみると良いでしょう。

 ③保護者様に出来るサポート内容

(1)成績が下降してきたら…

基本〜標準的な問題が出来なくなっている可能性が高いです。
塾などで難しい問題ばかり行なっていると、基本的な所が疎かになり、土台が崩れていきます。
すると、成績が下降して行きます。ですので、保護者様には、是非基本的な問題、例えば小学四年生・五年生の単元に立ち戻って、再度復習をされる事をおすすめします。

生徒様にも「少し前の単元に戻ってやってみようか。」とお声掛けし、「ゆっくり基本からやり直してみよう。」と生徒様を責めずに、ご対応して下さい。
また、試験の結果に一喜一憂せず、長い目で生徒様を見てあげて下さい

(2)計算力対策

日本大学豊山中学校は、計算力が鍵を握ります。
毎日5問〜10問程度、四則演算の計算問題を解くと良いでしょう。
計算間違いが多い生徒様の場合、まずはゆっくりと正確に行う練習をしましょう。
正確さが身についてから、スピードの順番でお願いします。

(3)理科の対策

日本大学豊山中学校の理科は、これまでご説明している通り、理解を問う問題が多く出題されております
保護者様としましては、身近な事柄について、生徒様と会話をし、一緒に調べて理解を促すようにして頂けると宜しいかと思います。

例えば、
「洗濯物を干すと乾くのは何故だろうね?」
「シャボン玉の仕組みを一緒に考えてみようか」
「地震が起きる仕組みを一緒に調べてみようか」
「月の形が毎日少しずつ違ってくるのはどうしてなんだろう。」
など、日常当たり前の事をしっかりと調べることは、理科の対策にとても重要です。
是非、生徒様とご一緒に取り組んでみて下さい。

(4)時事問題対策

時事問題こそ、保護者様の出番です。今、ニュースや新聞で見聞きする内容は、保護者様にとっては常識的な事でも、生徒様には実感がわかない・わからないことも多いと思われます。
ニュースや新聞で出てきた内容を生徒様と会話するようにして下さい。

例えば、
「今円安が進んでいるってニュースで言っていたけど、どういうことかわかる?」
「男女の格差社会ってどういう事なんだろうね?」
と言った質問から、生徒様と一緒に会話をし、一緒に調べることは重要です。
是非、取り組んで頂ければと思います。

まとめ

日本大学豊山中学校は、2024年度から問題が難化しました。その結果、今までの過去問よりもレベルの高い問題まで解けるようにする必要が出てきました。しかし、難問が出題されるわけではなく、あくまで標準問題です。暗記も大事ですが、理解にも重きを置いて学習するようにして下さい。

最も差がつく算数でも基礎~標準問題がベースであることに変わりはありません。土台をしっかりさせながら、頻出単元の図形・速さ・仕事・規則性を強化して下さい。

 

【参考文献】

日本大学豊山中学校

日本大学豊山中学校2025年度版10年間過去問声の教育社

成城中学校2025年度版10年間過去問声の教育社

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