1. 立教池袋中学校とは?

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1874年に設立された、立教大学附属の伝統校。立教大学に隣接しているため、立教大学特別聴講生制度(高校三年生が大学生に混ざって授業に参加出来る制度)を始めとした大学までの一貫教育が特徴的です。また、中学生・高校生共に自由に教科を選択出来る制度があるため、生徒様自身が興味を持つ講座を受講することが出来ます。尚、立教大学には、生徒様の約9割が進学しますが、慶應大学・早稲田大学などの難関校へと進学する生徒様もいらっしゃいます。

立教池袋中学校では、国際プログラムが多々設けられおり、そのうち魅力的なのが個人留学制度です。高校生を対象とした1年以内限定の留学ではありますが、現地学校での単位が認められ、復学進級出来るようになっています。毎年10名程度がこの制度を利用しているようです。

 

2. 立教池袋中学校の入試傾向について

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第一回入試は算数・国語・理科・社会の4科目の試験です。
試験時間は、算数50分・国語50分・理科30分・社会30分、配点は各々100点・100点・50点・50点です。
第二回入試の試験科目は算数・国語・自己アピール面接です。
算数・国語の試験時間・配点は第一回入試と共通です。自己アピール面接は自己アピールと質疑応答で約7分間の個人面接です。

立教池袋中学校の問題は標準的な問題が多いものの、全体的にスピードが求められます。
ですので、正確性を失わず素早く解くことが求められます。
また、国語で詩や俳句が出題されたり、社会で時事問題を中心とした幅広い内容が問われる試験ですので、日頃から視野を広く持っておく必要があります。

 

①算数

例年、大問が10題程度出題され、大問1番は計算問題、残りは単元別の問題となっています。第一回・第二回で出題形式に変わりはありません。標準的な問題が多いものの、問題数も多いですから、時間内に全て解き切るには、かなりのスピードを要します。それでいて、正確性も失わないようにする必要がありますから、簡単ではありません。しっかりと読み込まないと解けない問題もあり、想定より時間がかかる問題もあります。問題の優先順位を間違えないようにする目利きが必要になるでしょう。

非常に満遍なく出題されていますが、キーとなる問題は、図形・速さ・数の問題です。
図形は、平面図形・空間図形問わず出題されています。面積・体積・水の問題・図形の移動が頻出です。速さの問題は、旅人算が中心ですが、特殊算も出題されます。2024年度第一回は、通過算・時計算の二つの特殊算が出題されました。単元を絞って勉強されていた生徒様は、対応出来なかった可能性があります。

数の問題は、場合の数・規則性・思考力問題などが出題されています。設定が複雑なものがあり、2024年度第一回もそういった傾向の問題でした。時間の無い中で解き切れた生徒様とそうで無い生徒様では差がついたと思われます。

 

②国語

例年、大問で5題程度出題されます。文章題、漢字、語彙は元より、詩・俳句・短歌といった他校ではあまり出題されないものも出題される事があります。大問のほとんどが文章読解ですから、制限時間内に解き切るのは大変で、速読しながら内容を把握しなくてはなりません。これまでどれだけの文章を読解してきたか、日頃からの読書量が問ものを言います。尚、第一回・第二回で形式に変わりはありません。

文章題は、物語文・随筆文が中心で、説明文はあまり出題されません。登場人物の言動についての理由を問う問題が多く、正誤選択・抜き出し・記述など、様々な形式で問われています。2024年度第一回では、該当する適切なセリフを抜き出す問題が出題されました。少し特殊な問題だと考えますので、過去問を通して、設問の出題形式に慣れていきましょう

また、詩・俳句・短歌についてですが、毎回ではないものの、出題頻度は高いため、対策が必要です。表現技法や季語については、確実に解けるようにし、立教池袋中学校の過去問や他の学校の過去問も使用して、慣れていく必要があるでしょう。

 

③理科

例年、大問7題程度の出題で、物理・化学・生物・地学が満遍なく出題されています。全体の傾向としては、実験問題・考察問題が多く、知識暗記の勉強だけでは全く歯が立ちません。物理・化学については計算問題も出題されていますので、対策が難しい学校と言えるでしょう。但し、問題自体は標準的なものが多いため、過去問でしっかりと慣れることが必要でしょう。時間の余裕はありませんので、テキパキ解いていく必要があります。

物理は、全般的に出題されていますが、てこがやや多く出題されています。細かい計算を伴う問題もあるため、計算間違いには注意が必要です。化学は、知識を前提とした実験問題は出題されていますが、水溶液の計算問題も頻出です。2024年度第一回でも、過去問と似た傾向の計算問題が出題されました。このような問題は、大きく差がつく問題ですから、過去問の解き直しは必ず行なって下さい。

生物は、考察問題が多いものの、勿論知識も問われます。理解と知識の双方が必要です。地学は、天体の出題比率が高いため、特に力を入れる必要があります。細かい知識が問われる事もありますので、生物同様に、知識と理解の双方が必要となります。

 

➃社会

例年、大問3題程度の出題で、おおよそ大問毎に、地理・歴史・公民となっています。典型的な知識を聞く問題もありますが、与えられた資料を読み解く問題が中心で、この資料問題が合否を左右すると言っても過言ではありません

知識問題では、歴史を中心に、やや細かい内容まで問われています。地形図の読み取り・統計・年号暗記・日本国憲法の条文・社会保障と言った内容は頻出ですから、特に力を入れてください。

資料問題は、与えられた資料や文章を読解して、内容を問う問題や、その内容から生徒様の考えを述べる問題など、多様な形で出題されます。例えば、2024年度第一回では、MaaSへの対応が難しい理由を資料から選ぶ問題や、資料から首都直下型地震の被害想定に関して答える問題などが、出題されました。資料の読み込みは勿論必要ですが、背景知識を知っていた方が解きやすい事は言うまでもありません。日頃から、ニュース・新聞に触れ、知らない事を調べていくと良いでしょう。

 

⑤問題の形式等が似ている学校は?

全体的な傾向としては、明治大学付属中野中学校中央大学附属中学校と似ていると思われます。社会については、早稲田大学高等学院中学部が参考になると思われます。

3.  立教池袋中学校を受ける際の併願パターンは?

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①1月受験校

 

・城北埼玉中学校・西武学園文理中学校・栄東中学校・立教新座中学校

 

1月は練習として、城北埼玉中学校西武学園文理中学校栄東中学校立教新座中学校が挙げられます。
これらの学校で、しっかりと合格を手にすることで、精神的に落ち着けると思われます。
栄東中学校立教新座中学校は、少しレベルが高めですから、無理はしなくても良いと考えます。

 

②2月1日

 

午前:中央大学附属中学校(1次)
午後:東京都市大学附属中学校(Ⅰ類・2次)・獨協中学校(2次)・世田谷学園中学校(算数特選)

 

午前入試は、同じ附属校ということで、中央大学附属中学校(1次)が良いと思われます。
午後入試は、東京都市大学附属中学校(Ⅰ類・2次)が良いと思います。
もしくは抑え校として、獨協中学校(2次)も良いでしょう。
算数が得意な生徒様は、世田谷学園中学校(算数特選)もあり得ます。

 

③2月2日

 

午前:立教池袋中学校(1次)
午後:高輪中学校(算数選抜)

 

午前は立教池袋中学校(1次)で決まりです。
午後は、算数に強い生徒様であれば、高輪中学校(算数選抜)が考えられます。ですが、無理はしなくて良いでしょう。
1日の午後入試を受験されると思いますので、相当に疲れていると思われます。休養に充てましょう。

 

④2月3日

 

午前:法政大学中学校(2次)・学習院中等科(2次)・成城学園中学校(2次)・日本大学豊山中学校(3次)
午後:暁星中学校(2次)・日本大学豊山中学校(4次)

 

3日午前は抑え校に合格していれば、法政大学中学校(2次)学習院中等科(2次)が良いでしょう。
抑え校に合格していなければ、成城学園中学校(2次)日本大学豊山中学校(3次)が良いと思われます。
一方、午後は暁星中学校(2次)日本大学豊山中学校(4次)がありますので、状況に応じて受験されるかどうか、お考え下さい。

 

⑤2月4日

 

・中央大学附属中学校(2次)・明治大学付属中野中学校(2次)・日本学園中学校(2次)

 

4日は中央大学附属中学校(2次)明治大学付属中野中学校(2次)日本学園中学校(2次)が良いでしょう。
日本学園中学校は明治大学系列になる予定です。
尚、5日は立教池袋中学校(2次)がありますので、最後まで頑張ってください。

 

4. 立教池袋中学校の受験対策方法

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立教池袋中学校の問題は、スピードと正確性が必要な試験問題です。算数や理科の計算問題では、解法暗記をして、問題文に反応出来るようになるまで、繰り返す必要があるでしょう
一方で、思考力問題も出題されますから、じっくり考える事も大切にして下さい。
また、日頃から幅広い視野を持っておかないと、試験問題には対処出来ません。
ニュース・新聞で様々な事を知っていく、読書を行って、色々なジャンルの文章を読む様にする事が大切です。

 

①時期別・教科別対策内容

(1)小学四年生

算数は、塾のカリキュラムに沿って行っていきましょう。
塾に通われてない生徒様は「予習シリーズ」に沿って進めていくと良いでしょう。
立教池袋中学校は、満遍なく出題されますので、苦手単元を作らない事が大切です。
また、計算力も必須です。立教池袋中学校では、必ず計算問題が出題されます。
速く、正確に計算が出来るように毎日トレーニングをして下さい。

国語も、カリキュラム・予習シリーズをもとに行いますが、文章が難しいと感じる場合は、少し簡単な文章から確実に読めるようにして下さい。
文章を読んでから、要旨を50字程度で書いていくのが、将来の立教池袋中学校対策には良いでしょう。
少しの時間でも良いので、毎日の読書も欠かさず行いたい所です。
また、詩の対策も必要です。表現技法を定着させ、出来れば詩集も読むと良いでしょう。「ウイニングステップ小学四年生物語と詩」(日能研ブックス)といった問題集で詩に慣れるのも良いでしょう。

理科は、生物・地学を中心とした暗記単元が始まりますから、今のうちにしっかりと暗記をしましょう。
この分野での暗記問題は多いのですが、身の回りの現象理解が必要な問題も出題されます。
この現象理解は生徒様だけに任せるのは大変かもしれません。是非、保護者様も生徒様と一緒に考察して下さい
例えば、救急車の音は何故近づいてくると高くなるのか?など身近な内容について、考察してみると良いでしょう。

社会は、地理分野が本格的に始まりますので、地図帳片手に場所を調べながら学習しましょう。
地形図の読み取りが良く出題されます。地形図の読み取りや地図記号を今のうちに理解・暗記をしましょう。
ご旅行に行かれるのも大変重要です。旅行の思い出がそのまま地理の勉強にもなります。
また、ニュースを見る習慣付けをしていけると良いでしょう。

(2)小学五年生

算数は、引き続き、カリキュラム通りに行って頂きたいですが、小学四年生の内容、及び小学五年生で習う内容も適宜復習するようにして下さい。
少し時間が経ってしまうと、出来なくなってしまう事も多いです。
全体的に基本〜標準的な問題をしっかり解けるようにしていきましょう。
図形・速さ・数の問題は難しい問題まで出来るようにしておきましょう。

国語は、物語文・説明文共に、客観的に読む訓練です。
生徒様自身の意見ではなく、筆者の意見を読み取れるよう、引き続き、要旨を80字程度で書く練習をしましょう。
書きたいポイントを箇条書きにしてから、記述するのが良いでしょう。
読書は幅広く継続的に行い、漢字・語彙・文法も忘れずに行って下さい

理科は、物理・化学の計算問題が始まります。標準的な問題は解けるようにして行きましょう。
引き続き、単なる暗記ではなく、何故身近な現象が起きるのか、考えてみましょう。
わからない事は、調べつつ、理解を深めて下さい。

社会は、歴史が始まります。全体的な流れを理解しながら、暗記を行って下さい。年号暗記も忘れずに行って下さい。
主な出来事が何時代なのか、判断できるまで反復して下さい。写真・図・史料といった資料の内容も忘れずに理解・記憶をして下さい。
ニュースだけでなく、新聞も読むようにして、疑問に思うことは調べていくと良いでしょう。

(3)小学六年生(4月~6月)

算数は、前学年までの復習をしっかりしながら、全体的なレベルを上げていく時期です。
特に、図形・速さ・数の問題に不安がある場合は、この時期に克服したい所です。
全体的な復習として、「プラスワン」(東京出版)に取り掛かると良いでしょう。
過去問にも一度取り掛かってみましょう

国語は、標準的な文章で、設問の解き方を確認して下さい。
様々なジャンルの文章を積極的に読んで下さい。
過去問にも取り掛かると良いでしょう。

理科は、引き続き、身の回りの事柄への理解を深めつつ、計算問題の力をつけて行きましょう。
計算問題が苦手な生徒様は特に力を入れて復習して下さい。

社会は、公民が始まります。国会・日本国憲法・社会保障については特に重要ですから、しっかり理解して下さい。
日本国憲法の条文と事例との関係をよく理解して下さい。
時間を見つけて、地理・歴史の復習も取り入れて行くと、今後楽になります。

(4)小学六年生(7月~8月)

算数は、過去問を3〜5回分解いていきましょう。また、苦手単元があれば、夏休み中に克服していきましょう。
「プラスワン」を1周させ、解き直しもしていきましょう。
秋以降は、過去問など演習に時間を取られますので、まとまった時間が取れる最後のチャンスです。

国語も、過去問を3回分は解いて、形式に慣れましょう。抜き出し問題対策が最も重要です。
詩については、表現技法や季節の確認をしつつ、他の過去問を使用しても良いでしょう。芝浦工業大学附属中学校や青山学院中等部の問題は良い教材になるでしょう。
語彙・漢字・文法については、この夏休みで固めていきましょう。

理科も、過去問を3〜5回分解きましょう。理解不足の所は、基本に戻って理解をしていきましょう。
計算問題については、少し難しい問題にも対応出来るようにしていきましょう。

社会も、過去問を3回分行いましょう。過去問を通して弱点を見つけ、補強して行きましょう。
ニュース・新聞で引き続き、時事問題について学習していきましょう。

(5)小学六年生(9月~11月)

算数は、過去問中心になりますが、特に解き直しに力を入れて下さい。
プラスワン」の解き直しをしつつ、余裕があれば「ステップアップ」(東京出版)も解くと良いでしょう。
特に、図形・速さ・数の問題を中心に解くことをおすすめします。

国語は、過去問を中心に進めますが、漢字・語彙・文法の強化も忘れずに行なって下さい。
過去問の解き直しも行いましょう。
この時期でも、読書は継続して頂き、詩を含めた様々なジャンルに触れましょう。

理科も、やはり過去問を中心に行っていきます。
過去問で出てきた内容については、暗記だけでなく、理解が出来ているか、保護者様で確認して頂くと良いと思います
解き直しも忘れずに行って下さい。

社会も、過去問は解きますが、それと同時に、全般的な復習も忘れずに行って下さい。
この時期から「日本のすがた」(最新版)を利用した統計の勉強、及び大手塾が出版している「重大ニュース」を読み、更に時事問題を強化していきましょう。

(6)小学六年生(12月~1月)

算数は、過去問の解き直し、図形・速さ・数の問題を含めた全般的な定着を行いましょう。
この時期でも、過去問演習は効果的ですから、遡って行って下さい。
基本〜標準的な問題で取りこぼしが無いように、「プラスワン」「ステップアップ」を復習しましょう。

国語は、時間配分・設問形式を忘れないために、1週間~2週間に1度は過去問に触れましょう。
漢字・語彙・文法の最終チェックも忘れずに行い、日々の読書も継続してください。

理科は、今まで習ってきた内容や、過去問の内容で、理解しきれていない所は無いか、確認して下さい。
計算問題も、標準的な問題や有名問題での取りこぼしが無いように復習をして下さい。

社会は、全般的な復習をしつつ、地形図・統計・年号・日本国憲法の条文・社会保障を中心に確認を行って下さい。
最後まで、時事問題の背景知識を学んでいきましょう。

 

②立教池袋中学校の過去問対策方法

(1)過去問の効果的な使い方

算数・理科の計算問題は比較的似た問題が出題されますので、なるべく遡って行い、解き直しもしっかり行って下さい
国語・社会については、形式に慣れれば良いと思われますので、そこまで遡らなくても良いでしょう。

(2)いつから解き始めればよいか

算数と国語については、夏休み前から解き始めると良いでしょう。
この2科目は配点が高い科目です。早めに解き始めた方が良いでしょう。

一方、理科と社会は夏休みに入ってから始めれば良いと考えます。
あまり早く始めても、試験範囲の学習が終わっていない場合もありますので、焦らず夏休みに集中して行っていきましょう。

(3)何年分を何周解けばよいか

算数は、図形・速さ・数の問題といった、よく出る単元がありますし、素早く正確に解く練習も必要です。
従って、最低10回分、出来れば20回分解いておきたい所です。
まずは時間を測って解き、その後、間違えた問題を中心に3~4周は解き直しをしましょう。

国語は、通常の文章だけではなく、詩・俳句・短歌など特別な形式の問題もあります。
従いまして、10回分解くと良いでしょう。2周解き直しが出来れば良いと考えます。

理科は、過去問を解くことで、理解しきれていない箇所を発見し、周辺事項を理解し直すようにしましょう。計算問題については、練習が必要です。
そのため、最低10回分、出来れば20回分解くと良いかと思います。
解き直しについては、計算問題の解き直しを中心に3~4周行いましょう。

社会は、出題形式に慣れる意味で、10回分行いましょう。
解き直しは2周程度で良いと思われますが、過去問で間違えた問題から、弱い所を見つけ出し、その強化に時間を掛ける様にして下さい。

 

③保護者様に出来るサポート内容

(1)成績が下降してきたら…

基本〜標準的な問題が出来なくなっている可能性が高いです。
塾などで難しい問題ばかり行なっていると、基本的な所が疎かになり、土台が崩れていきます。
すると、成績が下降して行きます。ですので、保護者様には、是非基本的な問題、例えば小学四年生・五年生の単元に立ち戻って、再度復習をされる事をおすすめします。

生徒様にも「少し前の単元に戻ってやってみようか。」とお声掛けし、「ゆっくり基本からやり直してみよう。」と生徒様を責めずに、ご対応して下さい。
また、試験の結果に一喜一憂せず、長い目で生徒様を見てあげて下さい。

(2)計算力対策

立教池袋中学校は、計算力が鍵を握ります。計算問題は必ず出題されていますし、スピードが必要な試験です。
毎日10問程度、四則演算の計算問題を解くと良いでしょう。
計算間違いが多い生徒様の場合、まずはゆっくりと正確に行う練習をしましょう。
正確さが身についてから、スピードの順番でお願いします。

(3)理科の対策

立教池袋中学校の理科は、これまでご説明している通り、理解を問う問題が出題されております。
保護者様としましては、身近な事柄について、生徒様と会話をし、一緒に調べて理解を促すようにして頂けると宜しいかと思います

例えば、

 

「洗濯物を干すと乾くのは何故だろうね?」

「シャボン玉の仕組みを一緒に考えてみようか」

「地震が起きる仕組みを一緒に調べてみようか」

「月の形が毎日少しずつ違ってくるのはどうしてなんだろう。」

 

など、日常当たり前の事をしっかりと調べることは、理科の対策にとても重要です。
是非、生徒様とご一緒に取り組んでみて下さい。

(4)ケアレスミス対策

計算間違い・見間違い・勘違いなど全てケアレスミスと言われます。
しかし、そのミスは放っておいて直るのでしょうか。また、優秀な生徒様は何故ケアレスミスが少ないのでしょうか。

まず、計算間違いからお話しましょう。
計算間違いを無くすには、まず(2)でお話したように、ゆっくり、正確に計算を行うことから始めます。
そして、頭で計算(暗算)せずに、筆算をしっかりしましょう。計算は大きく行いましょう。また、計算の都度、確認をすると良いと思います。

次に、見間違い・勘違いについてです。
文章の数字や人物には丸をつけるなど、目立つようにしましょう。また、何を答えるべきなのか、設問で聞かれていることにも印をつけます。
答えを出したら、もう一度問題文を確認し、生徒様自身の解答も、もう一度確認です。

このように、徹底することで、今までのミスが格段に減ると思われます。保護者様も、是非、生徒様の横でチェックして頂けると良いかと思います。

 

まとめ

立教池袋中学校は、立教大学に約9割が進学する付属の中学校で、大学までの一貫教育が魅力的です。
入試問題としては、スピードと正確性が必要です。算数や理科の計算問題は、解法暗記出来るくらいにまで、繰り返す必要があるでしょう。また、日頃から幅広い視野を持てるように学習する必要があります。ニュース・新聞を見聞きして、様々な事を知っていく、色々なジャンルの文章を読んでいく事が大切です。勿論、数学を中心に思考力も試されますから、じっくり考えて解く習慣付けも必要です。特に、頻出単元の図形・速さ・数の問題については、少し難しめの問題まで行い、対策をして下さい

【参考文献】

・立教池袋中学校ホームページ
・立教池袋中学校2025年度版10年間過去問声の教育社
・明治大学付属中野中学校2025年度版10年間過去問声の教育社
・中央大学附属中学校2025年度版10年間過去問声の教育社

 

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