1. 「中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉」の基本情報

「中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉」は、「二月の勝者」をもとに、教育ジャーナリストおおたとしまささんが中学受験をする親子に向けたメッセージを綴っている著書です。

見開きの右ページにメッセージが、左ページにそのメッセージに対する一言が添えられる形で、100の言葉が掲載されています。

「中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉」を読むことで、

 

・中学受験をする意義を親は子どもにどう伝えると良いのか
・親自身が中学受験をどう捉えるのが正解なのか

 

を学び、考えるきっかけをもらえます。

【基本情報】

・タイトル:「中学受験生に伝えたい勉強よりも大切な100の言葉」
・作者名:おおたとしまさ
・出版社名:小学館
・発行年:2020年7月

 

 

2. 「中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉」の内容

本章では「中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉」の内容を「章ごとに」紹介します。

 

①第1章:せこい点取り虫にならないで

第1章では、成績や結果だけでなく中学受験の意義を広く捉えよう、というメッセージが綴られています。

例えば、「中学受験の勉強を通して身に付く知識や考え方で、実は大人になってから社会で直面するほどんどの問題に対処できるようになるんだよ」、「受験で勝つことばかり考えていると、せこい点取り虫になってしまうことがある。そのまま大人になってしまうと悲惨だよ」などのメッセージです。

点を取ることだけに固執せず、中学受験を通して様々なものを得て欲しい。

また結果以外にも得られるものが多くあることを知って欲しいという、著者の思いを受け取れます。

 

②第2章:つらいのは一生懸命の証

第2章には、中学受験が辛くなった際にモチベーションを保つきっかけや、癒しをくれるようなメッセージが満載です。

例えば、「みんなもがんばっているんだから偏差値は、なかなか上がらない。偏差値を維持できているだけでも成長している証拠」「小3で塾に入ったときにはこんな問題全然解けなかったでしょ。それがいまではこんなにできるようになった。あなたの成長がうれしい」という言葉です。

中学受験をしていると、つい我が子の目の前の成績ばかりを見てしまいます。

しかし広い期間で見ると、目の前の成績だけでは測れないたくさんの成長をしているはずです。

また、子ども自身も受験勉強をする中で、色んな感情を抱えている。

だからこそ親が励まし、頑張りを認めてあげなくてはいけないことに気づかせてくれます。

 

③第3章:学校選びで自分がわかる

第3章では、偏差値に囚われない、自分にとって良い学校が選びできるよう導くようなメッセージが送られています。

例えば、「偏差値はラーメン店の行列みたいなもの」というメッセージには、あくまでも偏差値は入試の難易度指数。テレビに出るなど評価を受けたラーメン屋には、行列ができて入店が難しくなる。でも外部から評価を受けてない、美味しいラーメン屋が近くにあるかもしれない」、という言葉が添えられています。

中学受験をしていると、偏差値の高い学校が子どもの将来を保証してくれるような感覚に陥りがちです。

この章は、偏差値で学校を選ぶのが如何に凝り固まった考えか、ということを思い出させてくれます。

 

④第4章:人生は後出しじゃんけん

第4章で送られるのは、中学受験で人生は決まらない、けれども中学受験で頑張った経験で得られるものは必ずある、というメッセージです。

例えば、「中学受験なんてそもそもやらなくていいことだし、たかだか12歳の受験で人生が決まるわけじゃない。 それでも頑張ること自体が尊い」 「がんばったからといって報われるとは限らない中学受験に全力で立ち向かったチャレンジ精神は結果がどうであれ、一生の財産になる」という言葉が掲載されています。

どこにも受からなかったら無駄になってしまうかもしれない。

それでも中学受験をする意味って、なんだろう?

そのような思いを抱える保護者の方は多く、それゆえに子どものお尻を叩いてしまうのではないでしょうか。

もちろん中学受験で結果を出すのは、とても大切です。

ただこの章を読むと、結果ではなく過程が大事。

それは中学受験だけでなく、人生全般において言えることなのだ、と気づかされます。

 

3. 「中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉」の考察・書評

中学受験に関する本も多く手掛けている教育ジャーナリスト、おおたとしまささんが「二月の勝者」の場面を切り出して、マンガから読み取れるメッセージを伝えています。

「二月の勝者」の記事でも記載した通り、マンガを読んで特に参考にしていただきたいのは「考え方」ですので、その意味では「二月の勝者」のエッセンスをうまくまとめた本、と言えるでしょう。

なお、こちらの書籍は2020年6月に出ているので、執筆タイミングまででマンガのストーリーが進んでいた時点の内容までしか反映されていません。

その点はご留意ください。

続編として2024年7月11日発売の「「二月の笑者」になるために: 名場面が教えてくれる中学受験必笑法 「二月の勝者」×おおたとしまさ」があります。

こちらは最終話まで出たタイミングで執筆されていますので、その後に出てきた場面も網羅されています。

ご興味をもたれた方は是非合わせてお読みください。

 

おススメの活用法と注意点

先に「二月の勝者」を読んだ上で読まれることをお勧めします。

マンガは全21巻ありますので、「そういえばこんなこと書いてあった気がするけれどもどこだっけ…」と思っても探すのはなかなか大変です。

こちらの本であれば探しやすいので、一度通読された上で、思い出したいときに再度手に取っていただくと良いのではないかと思います。

注意点として、こちらの本はあくまで著者のおおたさんの視点でまとめたものになりますので、ご自身が「二月の勝者」を読まれたときに感じたこと・考えたこととは異なる場合もあるでしょう。

私個人としては、おおたさんの考え方には非常に共感できる部分が多いですが、そうではない方もいらっしゃると思います。

そのあたりはご自身で見きわめていただき、一読して「違うな」と思われたら別のものを参考にしていただくと良いでしょう。

 

最後に

本記事では「中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉」の内容や、どのように読むのがよいかについてお伝えしました。

「中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉」を読むと、中学受験に臨む子どもに親は何を伝えれば良いのか、を考えられるようになります。

本書は、中学受験に関する知識を得られるだけでなく、中学受験に対する視野を広げてくれる著書です。

ぜひ本記事で興味を持った方は、手にとってみてはいかがでしょうか。

 

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