1. 四谷大塚・早稲アカの組み分けテストとは?
まずは、四谷大塚・早稲アカの組み分けテストの目的・試験日程・対象者・配点について詳しく解説します。
テスト対策を立て、効果的な学習につなげるためには、組み分けテストの情報収集が非常に重要です。
①組み分けテストの目的
四谷大塚・早稲アカの組み分けテストは、テスト結果をもとに次回以降の授業クラスやコースを決定することを目的としています。これにより、生徒様の学力を客観的に把握し、適切なクラスでの授業が提供されます。
また、他の生徒様との学力競争を通じて、生徒様自身の学力の現状を確認するための指標にもなります。
②組み分けテストの試験日程
組み分けテストは、5週に1回のペースで実施され、年度始めに配布される年間スケジュール表に記載されています。
小学4年生 | 土曜日午後(後期は日曜日に変更) |
小学5年生 | 日曜日午後 |
小学6年生 | 日曜日午前 |
6年生は6月の組み分けテストが最終回となり、夏以降は「合不合判定テスト」が月に1回開催されます。試験会場は教室ではなく外部の中学校で行われ、試験1ヶ月前に会場のお知らせがあります。
③組み分けテストの対象者
組み分けテストの対象者は、四谷大塚に通う小学4年生〜6年生と、四谷大塚の「予習シリーズ」を使用する早稲アカの生徒様です。早稲アカの通塾生にとっては必修のテストとなります。
また、直営校舎に通う塾生だけでなく、四谷大塚YTnetや四谷大塚NETで学ぶ生徒様も対象です。塾に通っていない外部生も、入塾テストとして受験しています。
④組み分けテストの配点
組み分けテストの配点は、全学年共通で以下の通りです。
算数 | 200点 |
国語 | 150点 |
理科 | 100点 |
社会 | 100点 |
算数は他の科目に比べて点数配分が高いため、算数をしっかり対策することがクラスアップを目指す鍵となります。
2. 四谷大塚・早稲アカの組み分けテストの出題範囲・出題傾向・難易度
組み分けテストの出題範囲や出題傾向がわからないと、どのように対策を立てるか迷ってしまう保護者の方も多いでしょう。
ここでは、組み分けテストの出題範囲や出題傾向、難易度について解説します。
「予習シリーズ」が手元にあれば、テキストを参照しながら読むことで、理解がさらに深まります。
①組み分けテストの出題範囲と出題傾向
組み分けテストの出題範囲は、テスト前5回分の授業で学習した四谷大塚の「予習シリーズ」の内容に基づいています。出題範囲は広く、決して狭くはありません。
出題される内容は、予習シリーズの4回分と、それに対応する復習単元(総合回、例えば第5回や第10回など)の合計5回分です。
具体的には、以下のように出題されます。
算数 | テスト全体の約7割が直近の予習シリーズから出題、残りの3割は過去の復習内容 |
国語 | 漢字は予習シリーズの「漢字とことば」から出題 |
理科・社会 | それぞれ2〜3割程度がこれまで学習した単元から出題 |
学習カリキュラムについては、四谷ドットコムの学年ごとの教材ページにある「予習シリーズ学習予定表」で確認することができます。
②組み分けテストの難易度
組み分けテストは、中学受験を予定している多くの生徒様が受ける「全国統一テスト」よりも難易度が高いです。
御三家を目指すSコースの生徒様から、基本的な知識を着実に身につけているAコースの生徒様までが一堂に会し、同じ問題を解きます。
出題範囲が広いだけでなく、順位や偏差値を算出するため、基礎問題から正答率が1%程度の難問までが出題されます。
3. 組み分けテストによるクラス分けの基準
組み分けテストの結果(合計点)に基づいて、クラスの昇降が決まります。。
クラスアップする場合 |
1回でも組み分けテストの合計点がクラス基準以上となった場合 |
クラスダウンする場合 |
組み分けテストの合計点が2回連続でクラス基準以下となった場合 |
組み分けテストごとに異なるクラス基準点数が設定されます。
また、偏差値に基づいてクラスやコースが設定されるため、校舎ごとにクラス数や編成が異なります。
テストの点数によってクラスアップやダウンがありますが、そもそもテストを欠席すると3ランク下のクラスに落ちてしまいます。テストで実力を発揮するためには、体調管理が非常に重要です。
4. 四谷大塚・早稲アカの組み分けテスト対策:勉強法
組み分けテストの対策として、全般的なおすすめの勉強法と、各教科ごとの具体的な対策方法について解説します。
①全科目共通のおすすめ勉強方法
同じ問題を何度も間違えてしまう場合は、演習問題集や授業中に使用する確認テストから類似問題を集め、繰り返し解くことで定着を図りましょう。
また、生徒様の得意な教科や単元は、確実に正解できるようにサポートし、自信を持って解答できる状態にしておくことが大切です。
一方で、苦手な単元は取り組むこと自体が負担になりがちです。そのため、適度なリフレッシュ時間を確保しながら、計画的に学習を進めることが効果的です。
②国語の対策・勉強方法
国語の対策としては、以下の2つの教材を活用し、漢字・語句・文法といった知識問題を中心に復習するとよいでしょう。
・「予習シリーズ」の文法問題 ・「漢字とことば」の練習問題
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テキストに付属している問題用紙に解き、間違えた問題は数日間空けてから再度挑戦すると、理解が深まります。
組み分けテストでは文章題が2題出題されますが、取り上げられる文章によって解き方が異なります。文章題対策は単元で取り扱った問題の解き方を見直す程度にして、あまり時間を取らないようにしましょう。
③算数の対策・勉強方法
組み分けテストの算数では、以下の2点を重点的に対策しましょう。
・計算ミスをしない ・単元の基本事項を確実に習得する
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組み分けテストの算数は、解答用紙に答えのみを記入する形式のため、途中の過程が正しくても計算ミスをすると得点になりません。
計算ミスを防ぐには見直しが最も効果的ですが、小学生にとって習慣化するのは難しく、テスト中に見直しの時間を確保するのも大変です。そのため、計算はできるだけ楽に(工夫して)解くことがポイントになります。
テスト範囲の単元については、「予習シリーズ」に掲載されている例題や類題を活用し、基本問題をしっかり解いて考え方を定着させましょう。
また、組み分けテストの算数では、「当該単元:復習内容=7:3」の割合で出題されます。
復習範囲の問題はテストの前半で出題されることが多く、正答率も高い傾向があります。確実に得点するためにも、基本問題を正確に解く習慣をつけることが重要です。
④理科の対策・勉強方法
理科の組み分けテスト対策では、基礎知識の定着と発展問題の演習が効果的です。
理科の単元には、以下のような問題が含まれます。
・暗記が必要な内容 ・計算力を問う問題 ・発展的な思考力を求められる問題
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まずは、基礎をしっかり固めることが重要です。知識が定着すると、問題を解く力も向上します。
「予習シリーズ」と連動する演習問題集の「基本問題」「演習問題」「発展問題」を、生徒様の習熟度に合わせて取り組み、間違えた問題は解説を読んで解き直しましょう。
また、発展的な問題では知識を活用し、思考力を鍛えることが求められます。すぐに結果が出にくい分野かもしれませんが、粘り強く演習問題を繰り返すことが大切です。
⑤社会の対策・勉強方法
社会は人物名や地域などの固有名詞の知識が点数に直結するため、「予習シリーズ」の太字部分を中心に覚えましょう。
まずは、予習シリーズの太字部分を赤シートで隠しながら暗記し、語句の意味や背景を理解するために、要点チェックや演習問題集にも取り組みます。
問われ方が変わっても正確に解答できるよう、知識を関連づけて理解することが大切です。
例えば、「桶狭間の戦い」を覚える際は、戦いの原因・関連人物・その後の時代の流れまで説明できるようにしましょう。
地理や公民の問題では、図や表を使った出題が多いため、情報を正確に読み取る力も求められます。出題ポイントを見極め、要点を押さえながら学習を進めることで、発展問題にも対応できるようになります。
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5. 四谷大塚・早稲アカの組み分けテスト対策:保護者様のサポート
組み分けテストに向けて「どんな対策をすればいいの?」とお悩みの保護者様のために、家庭内でできるサポート方法をご紹介します。
家庭内でのサポートは、生徒様の学習意欲を高め、効果的な学習を促進するうえで重要な役割を果たします。
①勉強スケジュールをたてる
「今日はどの科目を勉強する予定?一緒にスケジュールを立てようか。」
組み分けテストに向けて、生徒様が1人で学習スケジュールを立てるのは難しいため、一緒に1日の学習計画を考えることが大切です。
テスト当日まで集中力が途切れないよう、適度な休憩を取り入れながら継続しやすいスケジュールを立て、無理なく学習を続けられるようサポートしましょう。
②自信がつくような声かけをする
「今日はしっかり頑張ったね。特に算数の問題が解けたところはすごく良かったよ。」
組み分けテストでは、基礎的な問題から応用問題まで幅広く出題されます。
普段できているはずの基本問題でミスをしないためにも、自信がつくような声かけが重要です。勉強の中で頑張ったポイントを具体的に褒めることで、生徒様のモチベーションを高めることができます。
また、努力した過程を認め、正解したことに対して前向きなフィードバックをすることで、次の学習へのやる気につながります。
6. 組み分けテストの結果が悪かったときの対処法
組み分けテストの点数が思うように伸びなかった場合は、以下の2点を意識しましょう。
・親子でメンタルを下げないようにする ・前向きかつ具体的なフィードバックを行う
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詳しく説明するので、ぜひ試してみてください。
①モチベーション維持に努めよう
生徒様のモチベーションを下げないためには、まず保護者の方が冷静に受け止めることが大切です。
組み分けテストに向けて一生懸命頑張っていたのに点数が伸びなかったとき、一番ショックを受けているのは生徒様本人です。感情的に怒ったり、「なんでこの問題が解けなかったの?」と責めたりすると、生徒様の自信を奪い、やる気を失わせてしまいます。
組み分けテストの本来の目的は「受験当日」に向けて力をつけることです。
組み分けテストでは、常に点数が上がり続ける生徒様はいません。長い目で見て、メンタルを安定させながら成績の向上を目指していきましょう。
②次の組み分けテストの挽回策を立てよう
組み分けテストの点数が思うように取れなかったときは、次のテストで挽回できるよう、ポジティブな声かけを意識しましょう。
まず、間違えた問題を一緒に振り返り、「どこで間違えたのか」「なぜ間違えたのか」を確認します。
・知識が不足していたのか ・時間が足りなかったのか ・焦って計算ミスをしたのか
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など、具体的に原因を整理することが大切です。
原因が分かったら、次のテストにつながる前向きなフィードバックを行いましょう。
「こうすれば点数が取れたね」
「次は見直しの時間を取れるように練習しようね」
といった声かけをすると、生徒様も前向きな気持ちを持ちやすくなります。
特に、苦手意識のある科目については、ポジティブな言葉が効果的です。「苦手だから仕方ない」と諦めるのではなく、「次はこうしてみよう!」と挑戦する気持ちを引き出しましょう。
▼早稲アカの組み分けテスト対策の詳細については、以下ページもあわせてご覧ください
「早稲アカのクラス分けの基準は?クラスアップのための方法も解説!」
7. 四谷大塚・早稲アカの組み分けテスト後の復習方法
組み分けテストが終わった後は、次につなげるために以下の3つの復習を行いましょう。
①点数だけでなく内容を振り返る ②正答率を活用する ③間違い直しと再復習
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これらを意識することで、テスト後も具体的な学習計画を立てやすくなります。
①点数だけでなく内容を振り返る
組み分けテストが終わったら、点数に一喜一憂するのではなく、結果をしっかり分析することが大切です。
まず、結果表を見ながら得意な科目や単元、逆に苦手だった部分を明確にしましょう。
正解した問題でも、解き方や理解度を再確認することで、より深い理解につながります。
間違えた問題については、なぜ誤答したのかを明らかにし、どう改善すればいいかを考えることがポイントです。
苦手な問題や不安を感じた部分は、予習シリーズや演習問題集を活用して復習しましょう。
苦手な箇所を重点的に学習することで、次回のテストに向けた確実なステップアップにつながります。
②正答率を活用する
組み分けテスト後の復習では、正答率を活用することが効果的です。テスト結果には各問題の正答率が記載されているため、特に「正答率が高いのに間違えた問題」に注目しましょう。
正答率の目安として、生徒様の偏差値を100から引いた数値を「正解すべき正答率」と考えます。
<例:偏差値55の生徒様の場合> 100 – 55 = 正答率45%以上の問題は正解したいライン
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この目安を下回った問題については、「なぜ間違えたのか」を分析し、次回の学習対策に取り入れることが大切です。
また、正答率が低い問題に時間をかけすぎるよりも、「少しでも解けそうな問題」に注力するほうが、効率よく点数を伸ばせます。
③間違えた問題の解き直し・復習
組み分けテスト終了後は、間違えた問題を復習することが重要です。
まずは、間違えた問題を振り返り、なぜ間違えたのかをしっかり理解しましょう。次に、数日後に同じ問題を解き直すことで、正しい解答手法を定着させ、理解を深めることができます。
また、間違い直しの際には、同じ種類の問題や類似問題にも取り組み、同じミスを繰り返さないための対策を考えましょう。
最後に
今回は、四谷大塚・早稲田アカデミーの組み分けテスト対策について解説しました。
組み分けテストは、生徒様の授業を受けるクラスが決まる重要なテストです。クラスによって授業内容が異なるため、上位クラスを目指した対策が求められます。
また、生徒様が楽しく前向きに学習するためには、保護者様のサポートが不可欠です。組み分けテストについての理解を深め、成績アップにつながる効果的な対策や声かけを実践していきましょう。
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