神戸女学院中学部とは

神戸女学院は1875年に創立された関西最古のミッションスクールとして長年にわたりキリスト教の教えを根幹とし、リーダーになれる女性の創出を目的とした教育を行ってきました。この記事ではその中学部と高等学部についての情報と中学部の入試対策の紹介をしています。


この学校の教育の特徴は「生徒を自由にすること」にあります。しかし、自由といってもただ放任するのではなく、キリスト教の教えをもとにした「自主性」を持たせ、将来社会に仕え得る者になるための教育をしているのです。ですから、生徒には自分は社会に対して何をすることが出来るのか、ということを自ら考えさせるための機会が中学部・高等学部の6年間に多数設けられています。具体的には学校行事を生徒の手で運営させることや、釜ヶ崎や広島などの訪問を通してリーダーシップ、協調性、応答性を身につけることが目指されています。


また、神戸女学院は世俗的には「進学実績を公表しない超進学校」として知られています。これはただ単に大学入試を突破することだけが学力を身につける目的ではない、というこの学校の方針があるためです。では何を学力向上の目的にするのかというと、「自ら問題提起を行うこと」「解決策を自力で発見すること」「あくまで自分の頭で考えること」といったことです。自らが出来ること、すべきことに向かい道を切り拓くことのできる者を世に送り出すことこそが神戸女学院の目標と言えるでしょう。


以上の理由でどこへ何人、といったことは一切隠されていますが、神戸女学院の卒業者の進学実績は甲陽、東大寺、洛南といった他の難関中高一貫校並によいと言われています。中学部3年間の英語教育を全て英語で行うなど授業自体の純粋なレベルも高く、入るのは非常に難しいです。ここからはそんな神戸女学院中等部の入試の科目別の対策を見ていきます。

神戸女学院中学受験
2022年度入試傾向と対策

神戸女学院中学の試験は「1日目」と「3日目」の計2日間で実施されています。これは2日間入試があるのに対して、関西での統一試験日の1日目は大体の場合は土曜日であり、本来2日目があるはずの日曜日はキリスト教の行事以外を行うべきではない、という考えからその次の日の月曜日に「2日目」が移動して「3日目」になっているためです。


試験科目は1日目の国語、算数、理科、社会に加えて3日目に「体育」があります。しかし、この体育で運動オンチの子が落とされた、という話はほとんど聞かれません。これは純粋な運動能力ではなく、「なんとしてもここに入ってやるんだ!」というマインドを見ようとしているためであると言われています。逆に言えば、ここで手を抜くと落とされる可能性もあります。最後まで気を抜かないようにしましょう。


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国語の傾向・対策 | 算数の傾向・対策

理科の傾向・対策 | 社会の傾向・対策

神戸女学院中入試の国語の傾向と対策

神戸女学院中の国語は非常に難しいです。漢字の書き取りや文法の問題はさほどではありません。真に難しいのは2題ある読解の問題です。

まず、文章のレベルが小学生向けではありません。大人向けの難しい文章です。大人向けで、しかも分量も非常に多いです。試験時間は50分ですから、文法(または韻文)問題に10分を割くと1つ20分で読んで解かねばなりません。まずは文章を速く読めるようになることと、その中身が分かることが第一です。

また、難易度の高い記述問題も存在します。神戸女学院では後述する算数が他の難関中学ほど難しくないことから、「算数はほどほどにして国語を対策する時間を伸ばせ」といわれます。まずは過去問に挑戦し、どのような問題が入試に出るのか、どのような時間配分でかかればいいのかを探る必要があります。

神戸女学院中入試の算数の傾向と対策

神戸女学院中の算数は一問あたりの配点が大きく、落とすと命とりになります。ただし、解答課程を見る問題もあるため、考えたあとをしっかり分かる形で残せば部分点が期待できます。

すべての算数の問題の基本は計算力です。問題数が少ないとしても計算スピードが遅ければ間に合いません。速く、正確な計算を行えるように努力しましょう。

神戸女学院中入試の理科の傾向と対策

神戸女学院中の理科には例年作図・記述の問題が10題ほどあります。これは自然現象や実験の内容を自分の頭の中で具体的な像を描けること、自分の言葉でまとめられることを確かめるための出題です。

また、化学には計算問題もあります。どのタイプの問題であっても、自分の頭で理解していること、それを手元で再現できることが重要です。

神戸女学院中入試の社会の傾向と対策

神戸女学院中の社会は非常に問題数が多いです。しかし、その7割が知識問題であるため、時間的な厳しさはあまりないという印象を受けます。

出題は85%が地理歴史、15%が公民からであり、歴史の分量がやや多めです。知識問題は確実に正解したいところですが、漢字で書けとの指定のある問題があったり、前年の出来事を出題したりと、粗削りでは太刀打ちできない内容になっています。一つ一つ丁寧に克服していきましょう。

こんなお悩みはありませんか?

志望校に合格するためには、各中学校の過去問の傾向を知り、戦略を立てて勉強を行っていく必要があります。しかし思うように勉強が進まず、お悩みの方がたくさんいらっしゃいます。当会にも以下のようなお悩み・ご要望が寄せられます。

 

・過去問の添削をしてほしい。
・塾のフォローをしつつ、志望校対策をしてほしい。
・自分で考える力をつけさせてほしい。
・まずは成績アップさせて、その後に中学受験対策をしてほしい。
・中学受験までの勉強計画など、勉強の流れを作ってほしい。
・勉強に身が入っていないので厳しく指導して欲しい。
・毎回宿題を出し、勉強の習慣づけと基礎の定着を図ってほしい。
・受験までのメンタルケアをお願いしたい。
・浜学園や希学園のクラスが落ちてしまったので、クラスアップさせてほしい。
・弱点フォローとノートの取り方を指導して欲しい。

神戸女学院中・高出身で中学受験指導ができる教師をご紹介

当会には、京大生約2,200名、阪大生約1,800名、神戸大生約2,200名が在籍しています。

上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。

 

小学生の生徒様の声

 

塾と家庭教師の併用がおすすめ!

集団指導の塾では上記のようなお悩みにすべて対応することは難しいことです。そのため、塾と家庭教師を併用される方が増えてきています。東大家庭教師友の会では、神戸女学院中学部志望の方に万全のサポートを行うことが可能です。

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1. 教師の出身校指定可能!

東大家庭教師友の会では、教師の出身校を指定していただくことが可能です。
志望校の教師に教えてもらうことは、生徒様のモチベーションになるだけでなく、教師自身が神戸女学院中学部の出題傾向や対策法を熟知しているため、効率的な指導を受けることができます。過去問の添削指導もお任せください。
※教師の応募状況によっては、出身校指定の教師をご紹介できない場合がございます。その場合はご相談の上、別の学校の教師を紹介させていただきます。

2. 各塾のフォローに対応!

東大家庭教師友の会では、塾のカリキュラムに合わせてオーダーメイドで指導を行います。同じ塾に通っていた教師をリクエストすることも可能です。宿題の進め方の相談から、わからない部分の解説、クラスアップの指導までお任せください。浜学園、希学園、馬渕教室、SAPIX、日能研などの大手塾から個人塾まで、あらゆる塾のフォローに対応することができます。

3. 厳選された教師が指導!

当会の家庭教師は全員現役の難関大生(京大、阪大、神大など)です。生徒様の第一志望校合格という目標を達成するため、当会では書類選考と面接を行い、長期的な指導の計画を立てられるかどうか、わかりやすく説明できるかどうか、生徒様のモチベーションを引き出すようなコミュニケーションができるかどうか、など様々な観点で教師としての適性を確認しております。このような厳しい選考を行っているため、採用率はわずか20%程度となっております。

学生教師で良かったこととして、
「教師とのやり取りを通じて自然に思考力を高めることができた」
「質問がしやすかった」
「良い意味で身近な憧れの存在だった」
というようなご感想をいただいております。プロ教師よりもリーズナブルな値段でご利用いただけるため、塾との両立もしやすいことも学生教師のメリットです。

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