東大寺学園中学校とは

東大寺学園中学校は「基礎学力の重視」「進取的気力の育成」「豊かな人間性の形成」の3つを教育目標として生徒の養成を行っています。東大寺学園は自由の校風で有名ですが、自由な教育環境を実現することはこれら大目標を達成する上での前提であって、わざわざ目標として書くことではないという認識のようです。これらの目標を達成し得る人材を厳選するべく、東大寺学園中学は難しい入学試験を課します。


入試は関西地方の統一試験日3日目に行われ、国語・算数・理科・社会の4科目受験と、そこから社会を除いた3科目受験の2パターンが選べますが、後者は甲陽といった超難関校の滑り止めとなるため、4科目受験での入学を目指す受験生が多いようです。ただし、4科目受験をすることで算数や理科の強者である灘中本命の受験生との対決を避けられるといっても、東大寺もやはり算数・理科のレベルが高く、国語や社会を確実に得点した上でさらに算数や理科で差をつけられないようにする必要があります。


また、3教科受験の場合は各教科の点数を4/3倍して、4教科受験と同じ400点満点に換算します。両者の算数の合格者平均点を比較すると、やはり前者の場合が高いようです。多くの生徒は卒業後、京大東大といった難関大に進みます。また、仏教校という特性上、お坊さんのご子息なども多く在籍しているようです。

東大寺学園中学受験
2022年度入試傾向と対策

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国語の傾向・対策 | 算数の傾向・対策

理科の傾向・対策 | 社会の傾向・対策

東大寺学園中入試の国語の傾向と対策

東大寺学園中学の国語はスピード勝負です。50分という短い試験時間に物量の大きい問題が出題されるため、素早く的確に問題を処理する能力が求められますまた、合格者は毎年6割程度は取っているので、それだけの戦いが出来るだけの訓練をしておく必要があります。

例年、1番が漢字と語句の問題、2番が説明文の読解問題、3番が物語文の問題となっています。漢字の書き問題はさほど難しい字を出題しません。ですが、そこで出題される語が小学生は日常生活ではまず使わない、難しい単語ばかりなのです。例えば、以下の文の下線部を正確に読み書きすることが出来るでしょうか?


ジョウリを尽くして説明する

セイサンのない事業

サイダイもらさず書き留める

ムシの精神に心を打たれる

仮借なくしかりとばした


これらは全て過去、東大寺学園中学の入学試験に出ています。それぞれ解答は「情理」「成算」「細大」「無私」「かしゃく」となっていますが、いくつ正解できたでしょうか?東大寺はこのように漢字力そのものよりも語彙力を重視した出題をします。とはいえ例年正答率は高くないので、あまりに難しいと感じた場合は早々に捨てることも視野に入れましょう。

2番、3番の読解問題には60字以内、80字以内、100字以内という小学生にはやや長いと思われる字数の記述問題があります。これらを含め、50分という短い制限時間の中で解き切るには相当な訓練が必要でしょう。まずは読む速度そのものを引き上げ、簡単なものは問題文を見たら脊髄反射で解答が書けるレベルまで鍛えましょう。

東大寺学園中入試の算数の傾向と対策

東大寺学園中の算数は、1番の計算問題を除けばそのほとんど、あるいはすべてが式と解き方を書かせる出題となっています。過程をきっちりと書かせようとする出題形式は、東大寺の生徒がゆくゆくは京都大や東京大のような難関大を受験することを睨んでのものでしょう。

まずは1番の計算問題を取りこぼすことのないようにすることですが、ところどころに要注意な問題があります。何も考えずに突っ込むととんでもない計算量になる場合が多く、これらの問題に手を付ける前にいい方法をちゃんと考えて、複雑な計算を回避しないと大幅なタイムロスです。ですが、こうした問題にはパターンがあるので、これを修得するのが基本です。こうすれば、時間をかけずにここを乗り切れます。

それ以降は図形を見て考える問題や文章題が中心です。速さの問題と食塩水の問題が隔年で出題されています。2021年度は速さが出題されたので22年度は恐らく食塩水である、と考えられますが過信は禁物。併願との兼ね合いもあります。必ず両方の対策をしましょう。


また、こうした問題は先ほども書いた通り、そのほとんどが式と解き方を書かせる問題です。この先の大学入試で必要になる「1点でも多くの部分点を取る力」「しっかり筋道の立った解答を書く力」が求められます。後者の力が十分にあれば確実に完璧な解答が書けるので前者の力は不要になりますが、小学生にこれを要求するのは厳しいです。現実的な策を取るなら前者の能力も鍛えましょう。

その場合は「どこが加点要素か?」を見極める力をつけることです。この部分も大体パターンが決まっています。こればかりは問題演習を積んだ上で、添削をしっかり受けなければならないでしょう。例えば、東大家庭教師友の会では実際に受験経験のある教師を紹介できるので、添削は彼らに任せておけば安心ですね。

東大寺学園中入試の理科の傾向と対策

東大寺の理科はやや難しめです。というのも、国語同様に普通に解いていると時間が無くなるからです。たった50分という短い時間で得点を最大化するためには解く問題の取捨選択が大切になります。

そのための必須テクニックの1つとして挙げられるのが「解き順を工夫すること」です。例えば、1番の問題は難しいが最後の方にある小問集合は簡単、ということがよくあります。この場合、何も考えずに1番から解き始めて、最後にある誰でも解けるような簡単な問題に手を付ける前に時間切れ、ということになると非常にもったいないですから、最初に全ての問題にざっと目を通し、できそうなものから解き始めるようにしたいところです。

東大寺学園中入試の社会の傾向と対策

地理からは図や資料から情報を読み取る問題、歴史からは年代の並べ替え問題が頻出です。また、正誤問題も多く出題されています。さらに、時事問題が出題されているので、普段からニュースを見ておく必要があります。ここはメディアの種類はともかく、自分から情報を集めに行けるかどうかであるといえるでしょう。

社会の平均点はかなり高く、7割前後と言われています。数多くの簡単な問題とごく一部の難しい問題をきっちり見極め、失点を最小限にとどめる工夫が重要だといえます。

こんなお悩みはありませんか?

志望校に合格するためには、各中学校の過去問の傾向を知り、戦略を立てて勉強を行っていく必要があります。しかし思うように勉強が進まず、お悩みの方がたくさんいらっしゃいます。当会にも以下のようなお悩み・ご要望が寄せられます。

 

・過去問の添削をしてほしい。
・塾のフォローをしつつ、志望校対策をしてほしい。
・自分で考える力をつけさせてほしい。
・まずは成績アップさせて、その後に中学受験対策をしてほしい。
・中学受験までの勉強計画など、勉強の流れを作ってほしい。
・勉強に身が入っていないので厳しく指導して欲しい。
・毎回宿題を出し、勉強の習慣づけと基礎の定着を図ってほしい。
・受験までのメンタルケアをお願いしたい。
・浜学園や希学園のクラスが落ちてしまったので、クラスアップさせてほしい。
・弱点フォローとノートの取り方を指導して欲しい。

東大寺学園中・高出身で中学受験指導ができる教師をご紹介

当会には、京大生約2,200名、阪大生約1,800名、神戸大生約2,200名が在籍しています。

東大家庭教師友の会 | 荒木先生

荒木先生

  • 男性
  • 京都大学 医学部
  • 東大寺学園高等学校
  • 中学受験経験あり

自己紹介

はじめまして、私は東大寺学園中学校高等学校から京都大学部医学科に進学しました。 大学受験について 私は中高6年間サッカー部に所属して現役で京大医学部医学科に合格しました。サッカー部は日曜日の試合も含めると週6日の活動があり、普通の勉強法では到底受験に成功することはなかったと思います。 とは言ってもそこまで特殊な勉強法を実践したわけではありません。私が実践したのは、ある問題を間違った際に、3回解き直しをする(1回目は数日後、2回目は二週間後、3回目は中間期末テスト直前)というものです。 簡単そうに見えるかもしれませんが、このような復習を繰り返す勉強法を1人で全教科において大学受験までやり遂げるのはおそらく難しいと思います。正直、私も6年間この勉強法を続けられたわけではありません。この勉強法を続けられなくなるたびに思ったことが、「誰か自分以外の人がスケジュールを立ててくれたらな」ということでした。 今教える身となって、この簡単そうで難しいスケジュール管理のお手伝いをさせていただきたいと思っています。 もちろん基礎的な問題から難しい応用問題まであらゆる問題の質問にも対応することができます。

当会からの紹介

落ち着きがあり対応力の高い教師です。自身の勉強経験や指導経験を活かし、幅広い年齢層の生徒様に合った指導が可能です。また生徒様の学力や成績推移の把握を重視しており、科目ごとのバランスを調整しながら柔軟に目標達成まで導きます。

上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。

 

小学生の生徒様の声

 

塾と家庭教師の併用がおすすめ!

集団指導の塾では上記のようなお悩みにすべて対応することは難しいことです。そのため、塾と家庭教師を併用される方が増えてきています。東大家庭教師友の会では、東大寺学園中学校志望の方に万全のサポートを行うことが可能です。

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1. 教師の出身校指定可能!

東大家庭教師友の会では、教師の出身校を指定していただくことが可能です。
志望校の教師に教えてもらうことは、生徒様のモチベーションになるだけでなく、教師自身が東大寺学園中学校の出題傾向や対策法を熟知しているため、効率的な指導を受けることができます。過去問の添削指導もお任せください。
※教師の応募状況によっては、出身校指定の教師をご紹介できない場合がございます。その場合はご相談の上、別の学校の教師を紹介させていただきます。

2. 各塾のフォローに対応!

東大家庭教師友の会では、塾のカリキュラムに合わせてオーダーメイドで指導を行います。同じ塾に通っていた教師をリクエストすることも可能です。宿題の進め方の相談から、わからない部分の解説、クラスアップの指導までお任せください。浜学園、希学園、馬渕教室、SAPIX、日能研などの大手塾から個人塾まで、あらゆる塾のフォローに対応することができます。

3. 厳選された教師が指導!

当会の家庭教師は全員現役の難関大生(京大、阪大、神大など)です。生徒様の第一志望校合格という目標を達成するため、当会では書類選考と面接を行い、長期的な指導の計画を立てられるかどうか、わかりやすく説明できるかどうか、生徒様のモチベーションを引き出すようなコミュニケーションができるかどうか、など様々な観点で教師としての適性を確認しております。このような厳しい選考を行っているため、採用率はわずか20%程度となっております。

学生教師で良かったこととして、
「教師とのやり取りを通じて自然に思考力を高めることができた」
「質問がしやすかった」
「良い意味で身近な憧れの存在だった」
というようなご感想をいただいております。プロ教師よりもリーズナブルな値段でご利用いただけるため、塾との両立もしやすいことも学生教師のメリットです。

東大寺中学・高等学校出身の家庭教師

東大家庭教師友の会 | 荒木先生

荒木先生

  • 男性
  • 京都大学 医学部
  • 東大寺学園高等学校
  • 中学受験経験あり

自己紹介

はじめまして、私は東大寺学園中学校高等学校から京都大学部医学科に進学しました。 大学受験について 私は中高6年間サッカー部に所属して現役で京大医学部医学科に合格しました。サッカー部は日曜日の試合も含めると週6日の活動があり、普通の勉強法では到底受験に成功することはなかったと思います。 とは言ってもそこまで特殊な勉強法を実践したわけではありません。私が実践したのは、ある問題を間違った際に、3回解き直しをする(1回目は数日後、2回目は二週間後、3回目は中間期末テスト直前)というものです。 簡単そうに見えるかもしれませんが、このような復習を繰り返す勉強法を1人で全教科において大学受験までやり遂げるのはおそらく難しいと思います。正直、私も6年間この勉強法を続けられたわけではありません。この勉強法を続けられなくなるたびに思ったことが、「誰か自分以外の人がスケジュールを立ててくれたらな」ということでした。 今教える身となって、この簡単そうで難しいスケジュール管理のお手伝いをさせていただきたいと思っています。 もちろん基礎的な問題から難しい応用問題まであらゆる問題の質問にも対応することができます。

当会からの紹介

落ち着きがあり対応力の高い教師です。自身の勉強経験や指導経験を活かし、幅広い年齢層の生徒様に合った指導が可能です。また生徒様の学力や成績推移の把握を重視しており、科目ごとのバランスを調整しながら柔軟に目標達成まで導きます。

上記は在籍教師の一例です。他にも様々な経歴の教師が在籍しています。ご希望の条件の教師が在籍しているかは無料でお探しできますので、まずはお気軽にお問合せください。

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