家庭教師を検討する際の流れ
家庭教師を検討する際は、以下の手順で検討を進めていくことがおすすめです。
■手順1:家庭教師のメリット、塾との違いを抑えよう
■手順2:家庭教師を探す前の準備事項を抑えよう
■手順3:実際に家庭教師を探してみよう
■手順4:体験授業で教師を見極めよう
■手順5:指導開始後のことについてイメージを持っておこう
以下、各手順について詳細に解説いたします。
手順1:家庭教師のメリット、塾との違いを抑えよう
補助教育サービスには、
・家庭教師
|
など、様々な種類があります。
検討の際は
・それぞれがどのような特徴を持つのか
|
を押さえておくようにしましょう。
ここでは、一般的に比較されることが多い「家庭教師」と「塾」について、メリット・デメリットをご紹介します。
①塾のメリット・デメリット
(1)集団塾
【集団塾のメリット】
・仲間と切磋琢磨しながら勉強できる
・学校よりも早いペースで学ぶことができる
【集団塾のデメリット】
・基礎が身に付いていないと、授業についていけない
・自分のペースで勉強できない
・友達に会うことを目的にして通ってしまう可能性がある
集団塾の大きな特徴の一つは、周りに他の生徒様もいることです。
ゆえに、自分のペースで理解を深めることができず授業についていけなくなってしまったり、周りとの競争で心が疲弊してしまう、などが起きてしまうこともあります。
(2)個別指導塾
【個別指導塾のメリット】
・生徒様に合わせたオーダーメイド式の授業を受けられる
・質問がしやすい
・生徒様に合う教師を見つけやすい
【個別指導塾のデメリット】
・教師に教わる時間が短い
・家での勉強習慣が身に付きにくい
個別指導塾の特徴は、生徒様一人一人に合わせて授業が行われる点です。
ただし、必ず1対1で指導が行われるかというとそうではないこともあり、生徒様2・3名に対して教師1名といった形式だと、実際に教師からつきっきりで教わることができる時間は少なかったりします。
また指導は塾で行われるため、
「実際に教師が生徒様に対してどのように接しているのか」
|
といった点は、保護者様からすると完全にブラックボックスになっており、指導の良し悪しを判断しづらい、というデメリットもあります。
②家庭教師のメリット・デメリット
【家庭教師のメリット】
・生徒様にぴったりの指導が行われる
・時間の融通が利きやすい
・家での勉強習慣が身につく
【家庭教師のデメリット】
・積極的に授業を受けないと身につかない
・一般的に料金が高い
家庭教師の大きな特徴は、
「教師が実際に生徒様の家に来て」
|
という点です。
生徒様の普段の学習環境を教師が直接見ることできるため、より深いレベルでのアドバイスができるようになりますし、
生徒様専用の教師なので、生徒様の成績向上のためにより尽力してくれる存在と言えます。
以上を踏まえ、「今の生徒様の学習状況に合う補助教育サービスは何なのか」「なぜ家庭教師をつけたいのか」といった点について、検討をするようにしましょう。
▼家庭教師と塾の違いについては、以下ページで詳細に解説しております。ぜひご覧ください
手順2:家庭教師を探す前の準備事項を抑えよう
一口に「家庭教師をつける」と言っても、
「どれくらいの頻度でつけたいのか」
|
などによって、探し方は変わってきます。
家庭教師を探す際は、以下順番に沿って、各項目について予め検討をしておくようにしましょう。
①家庭教師のつけ方のパターンを確認しよう
②どのくらいの頻度で授業を受ける必要があるか確認しよう
③どんな教師に教わりたいかイメージを膨らませよう
④予算を検討しよう
①家庭教師のつけ方のパターンを確認しよう
家庭教師をつける際には
・家庭教師だけで勉強をする
|
の2つの選択肢があります。ここではそれぞれの特徴を解説いたします。
(1)家庭教師だけで勉強をする
・塾には通わず、最初から家庭教師だけで勉強をする
|
などのパターンがこちらに当てはまります。
【家庭教師だけで受験をするメリット】
・生徒様の事情に柔軟に対応できる
・生徒様ごとに作成されたオーダーメイドのカリキュラム
・メンタル面でのサポートも可能
・通塾時間が不要
【家庭教師だけで受験をする際の注意点】
・ライバルを意識できない環境
・受験情報が不足する
・大手塾のカリキュラムから外れる
家庭教師だけで受験対策を行う場合、部活や習い事等の用事と両立しながら、柔軟なスケジュールで受験勉強に臨むことができます。
ただし、受験勉強のスケジュールをしっかり立てられる家庭教師でないと、他の生徒様と比べて遅れてしまう、なども起こりえます。
経験豊富で指導力の高い家庭教師の方をつけると安心です。
▼家庭教師だけでの受験については、以下ページで詳細に解説しております。ぜひご覧ください
(2)家庭教師と塾を併用して勉強をする
・塾には引き続き通いつつ、家庭教師はその補助として利用する
|
などのパターンがこちらに当てはまります。
【塾と家庭教師の併用が効果的である場合】
・以前学んだ内容の理解が不十分なために、授業についていけなくなった場合
・塾の宿題が大変できちんとこなせない場合
・家庭学習の習慣が定着していない場合
・勉強や受験へのモチベーションが低い場合
・成績不調の原因がわからない場合
特に中学受験などは、小学校の学習の範囲・難易度から大きく外れた問題も出されるため、大手集団塾のカリキュラムに沿って勉強をしないと対策することができない、などもあります。
また塾から出される宿題の量が、小学生に捌けるキャパシティをゆうに超えており、保護者様も忙しいためなかなか面倒を見ることができない、などは多くあります。
そのような場合に、塾に引き続き通いつつ、家庭教師に補助を頼む、といった事例は非常に多くあります。
以上を踏まえ、「家庭教師だけで勉強をするのか」「家庭教師と塾を併用して勉強を進めるのか」を検討するようにしましょう。
▼家庭教師と塾の併用については、以下ページで詳細に解説しております。ぜひご覧ください
②どのくらいの頻度で授業を受ける必要があるか確認しよう
生徒様の目標達成のためには「週何回」「1回あたり何時間程度」指導を受ける必要があるのか、を検討しましょう。
以下、各学年ごとに、一般的に適切と言われる頻度について解説いたします
(1)小学生の場合の、適切な頻度・回数・時間
【勉強習慣の定着などを目的とする場合】
・週1回、多くても週2回
・1回あたり60分程度
生徒様が苦手としている科目を集中的に教える場合もあれば、学校の勉強でわからなかったところ全般を指導したり、少し進んだ内容を先んじて指導したりする場合もあります。
習い事のような感覚のため、週1回、多くても週2回が一般的です。
【中学受験合格を目的とする場合】
・週1~2回程度
・1回あたり90分~120分程度
受験で使用する科目の全てを指導希望の場合、やはり時間がかかるため、週複数回の指導も珍しくありません。
また小学生の生徒様は集中力が切れやすいので、1科目あたりの時間は60分か多くても90分が目安となっています。
(2)中学生の場合の、適切な頻度・回数・時間
【学校の勉強の補助として利用する場合】
・週1回程度
・1回あたり90分程度
生徒様の成績向上、学校の授業の予習復習、勉強習慣の定着などを目的として週1、2回家庭教師をつけるというのが一般的です。
学校の勉強でわからなかったところの補習・復習や、学校の勉強より先んじた内容の予習など、生徒様の学習状況や個性に合わせたさまざまな利用の仕方が考えられます。
【高校受験合格を目的とする場合】
・週1回~週2回程度
・1回あたり90分~120分
志望校合格というゴールを目指しての勉強であるため、週複数回の指導をつけるケースも珍しくありません。
ただし中学受験とは違い、高校受験の内容は、学校の勉強や定期試験の内容と少しリンクしているため、必ずしもすべての教科を指導してもらう必要はなく、苦手教科や重要度の高い教科に絞るケースも多いです。
中学生になると小学生よりは集中力が続きますし、範囲が難しくなるにつれて一回の授業時間が短いと感じるようになってくるため、頻度を増やしたり1回あたりの時間を長くする傾向があります。
(3)高校生の場合の、適切な頻度・回数・時間
【大学受験合格を目的とする場合】
・週1回~週2回
・1回あたり90分~120分
高校生の場合は、大学受験に向けた指導がメインになってきます。
大学受験の範囲になると難易度が上がるため、60分の授業時間では理解しきれなかったり、演習問題を解くだけで何十分もかかったりするというのはよくあることです。
指導時間を1回90分から120分取ることも珍しくありません。
上記を踏まえ、どれくらいの頻度・回数で家庭教師をつけたいか、検討するようにしましょう。
▼家庭教師の適切な頻度については、以下ページで詳細に解説しております。ぜひご覧ください
③どんな教師に教わりたいかイメージを膨らませよう
(1)学生家庭教師とプロ家庭教師の違い
家庭教師には、「学生家庭教師」と「プロ家庭教師」の2種類あります。
学生家庭教師とは大学生教師による指導のことを指しています。そのため、アルバイトとして教師を行っている方が大半です。
プロ家庭教師とは、一般的に家庭教師を職業とする社会人のことを指しています。
学生家庭教師かプロ家庭教師かで、かかる料金が大きく変わるため、どちらの教師に教わりたいと思うか、予め検討をしておくようにしましょう。
ここでは学生家庭教師・プロ家庭教師それぞれの、特徴・メリット・デメリットを解説しています。
【プロ家庭教師のメリット】
・指導経験が長い
・実績がある
・授業日を固定しやすい
【プロ家庭教師のデメリット】
・料金が高い
・生徒様が馴染みにくい
・指導の質を見極めづらい
プロ家庭教師の場合、「プロ家庭教師として何年も働いている」「学校で教師をしていた経験がある」「集団塾で、社員として講師をしていた」といった、「何かしら教育業界に携わっていた経験のある社会人」の方が教師をしていることが多いです。
指導経験が長い分、今まで見てきた多くの生徒様の経験などをもとに、生徒様に合わせた適切な授業を展開してもらえます。
ただし、社会人による指導のため、生徒様との年齢が離れていることが多いです。
そのため、大学生家庭教師と比べると、生徒様が教師の方に馴染むまで、時間がかかる可能性があります。
【学生家庭教師のメリット】
・料金が安い
・最新の体験談を聞くことができる
・年齢が近く、親しみやすい
【学生家庭教師のデメリット】
・長期契約を結ぶのが難しい
・指導日が固定できない可能性がある
・指導経験に差がある
学生家庭教師は、受験・学校生活を1~2年前ほどに経験しているため、プロ家庭教師よりも、自身の体験談をもとに、生徒様の目線に立って教えることができます。
また、生徒様の志望校に通っている・通った経験のある教師の場合、実際の中高生活・大学生活についても聞くことができるため、よりモチベーションを高めながら授業を進めることができます。
ただし学生家庭教師の中には、「今回が初めての指導になる」「今回が人生初のアルバイト」といった教師も存在します。
教師によって指導経験・指導力は大きく変わります。
そのため、しっかりと体験授業などを通して、教師の教え方や相性を確認しないと、優秀でない教師に当たってしまう可能性もあります。
上記を踏まえ、学生家庭教師とプロ家庭教師のどちらに教わりたいかを検討するようにしましょう。
▼プロ家庭教師と学生家庭教師の違いについては、以下ページで詳細に解説しております。ぜひご覧ください
▼当会では、学生家庭教師だけではなく、プロ家庭教師もご紹介しています。当会のプロ家庭教師の詳細は以下ページをご覧ください。
(2)生徒様のタイプごとの適切な教師
生徒様の性格ごとに、どのような教師と相性が合うかは異なります。
【生徒様のタイプの例】
・集中力が続かない生徒様
・人見知りの生徒様
・自主性・積極性がない生徒様
・プライドが高い生徒様
・勉強嫌いの生徒様
・自信がない生徒様
・お気楽な生徒様
・真面目過ぎる生徒様
例えば、「勉強が嫌い」な生徒様には、最初から勉強が好きでできたような教師ではなく
「もともと自分は勉強が好きではなかったが、ある時勉強の面白さを知って、それからどんどん成績を上げることができた。そして家庭教師では、そういった勉強の面白さを生徒様に伝えたい!」
|
といった経歴を持った教師の方が、生徒様と相性が合いやすい可能性があります。
生徒様の性格や現在の学習状況を観察し、「この子にはこんな家庭教師が合うのではないか」といったことをイメージしておきましょう。
▼生徒様ごとの相性が良い教師の詳細については、以下ページで詳細に解説しております。ぜひご覧ください
④予算を検討しよう
・塾と併用するのか
|
が決まれば、おおよその予算を検討することができます。
ここでは、1時間当たりにかかる授業料の料金相場を紹介いたしますため、予算検討の参考にしてください。
(個人契約と家庭教師センターの違いについては、後述いたします。)
(1)個人契約の料金相場
小学生 (中学受験なし) |
中学生 (高校受験なし) |
高校生 (大学受験なし) |
3,000~5,000円 | 3,000~5,000円 | 3,000~5,000円 |
小学生 (中学受験あり) |
中学生 (高校受験あり) |
高校生 (大学受験あり) |
4,000~6,500円 | 3,000~6,000円 | 4,500~7,500円 |
(2)家庭教師センターの料金相場
小学生 (中学受験なし) |
中学生 (高校受験なし) |
高校生 (大学受験なし) |
3,000~6,000円 | 3,000~6,000円 | 3,000~6,000円 |
小学生 (中学受験あり) |
中学生 (高校受験あり) |
高校生 (大学受験あり) |
3,500~6,500円 | 3,000~6,500円 | 5,000~8,500円 |
※上記は大学生家庭教師による授業の料金相場を記載しています。プロ家庭教師の金額は少し高くなります。上記の表は目安としてお考え下さい。
※実際の各家庭教師センターの料金事例を知りたい方は、以下ページをご覧ください。
▼家庭教師の料金相場の詳細については、以下ページで詳細に解説しております。ぜひご覧ください
▼各家庭教師センターの料金事例については、以下ページをご覧ください
手順3:実際に家庭教師を探してみよう
家庭教師と契約する際には、
・①個人契約:教師とご家庭様が直接契約を結ぶ形
・②家庭教師センターに依頼:教師が家庭教師センターと雇用契約を結び、ご家庭様も家庭教師センターと契約を結ぶ形
の二つのやり方があります。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットについて紹介していきます。
①個人契約で探す方法
教師と個人契約を結ぶには
・知り合いなどから紹介されるパターン
|
などがあります。
【個人契約のメリット】
・料金が安い
・教師と柔軟にやりとりができる
・自ら教師を選べる
【個人契約のデメリット】
・トラブルが起きた際の対応を全て自分で行わなければならない
・教師の質が保証されていない
・受験情報や模試情報などは自分で収集しなければならない
個人契約の場合、家庭教師センターと異なり「仲介手数料」や「管理費」「入会金」等が発生しないため、費用が安く済みます。
しかし、「成績がのびない」「教師がよく遅刻や当日キャンセルする」「教師と生徒様の相性がよくない」などのトラブルが教師との間に生じた場合、トラブルの対応を全て自分で行わなければなりません。
▼個人契約の詳細については、以下ページで詳細に解説しております。ぜひご覧ください
②家庭教師センターで探す方法
【家庭教師センターのメリット】
・受験情報やノウハウを持っている
・教師の質が保証されている
・トラブル対応などのサポート体制がある
【家庭教師センターのデメリット】
・料金が個人契約に比べて高い
・家庭教師センターによって体制も大きく異なる
家庭教師センターの大きな特徴の一つは、面接や研修によって、教師の質が保たれている点です。
また教師とご家庭様間で生じたトラブルについても、責任をもって仲介し、対応にあたってくれます。
しかしその分、仲介手数料として、教師に払う時給に様々な料金が上乗せされており、個人契約より料金が高くなる傾向があります。
上記を踏まえ、個人契約と家庭教師センターのどちらで家庭教師と契約するか、検討をしましょう。
また家庭教師センターの中には、見かけでは低料金を謳いつつも、実態は教材販売によって利益を出そうとする、といった悪徳業者が存在します。
そのような家庭教師センターを選んでしまわないよう、以下では「よく起こるトラブルの事例」及び「悪徳業者を避けるための方法」を解説いたします。
(1)家庭教師センターで起こるトラブルの例
家庭教師センターを通した家庭教師」で起こりうるトラブルの中でも、
・①「家庭教師センター」と「ご家庭様」との間で起こりうるトラブル
|
の2種類があります。
【家庭教師センターとのトラブル例】
・①金銭トラブル(必要以上の金銭をセンター側に要求される等)
・②高額教材を売りつけられる
・③非常識な対応をされる
【教師とのトラブル例】
・①身分偽装される
・②無断欠勤・遅刻
・③成績が上がらない
これらのトラブルを回避するためには、予めその家庭教師センターのことをよく調べ、担当の方とも、納得がいくまでしっかり話し合っておくことが大切です。
▼家庭教師センターのトラブルについては、以下ページで詳細に解説しております。ぜひご覧ください
(2)家庭教師センターの見極め方
前述のようなトラブルを家庭教師センターと起こさないために、家庭教師センターを探す際は、以下項目を必ずチェックするようにしましょう。
□・比較サイトや掲示板にきちんと情報があり、実績が認められている
□・料金設定・契約期間が明確である
□・電話営業がしつこくない
□・事前面談(相談)の機会が設けられている
家庭教師会社を探す生徒様や保護者様のための、比較サイトや掲示板がいくつか存在します。
そのようなサイトでレビューや口コミ評価がきちんとあればあるほど、信頼できます。
インターエデュなどの情報サイトも参考になります。
▼家庭教師センターの選び方については、以下ページで詳細に解説しております。ぜひご覧ください
手順4:体験授業で教師を見極めよう
教師の中には「面接が上手なだけの教師が、家庭教師センターの審査をうまくすり抜け、紹介されてしまう」といった例もあるかもしれません。
またいくら指導力の高い家庭教師だからといっても、生徒様と相性が合うかは別問題です。
そのため、必ず正式指導開始前の「体験授業」で、「教師の指導力」「教師と生徒様の相性」を直接確認するようにしましょう。
①「相性」を確認するためのチェックポイント
相性を確認するためにはまず、生徒様と教師が一緒にいる際の、生徒様の状態を確認しましょう。
【生徒様の状態の確認】
☐・生徒様が、自然な笑顔でいられているか
☐・落ち着いてリラックスした状態で、授業を受けることができているか
また教師が、生徒様の憧れとなれるような、教師として相応しい存在であるかを確認するために、以下も確認しましょう。
【教師の状態の確認】
☐・教師の身だしなみは、家庭教師としてふさわしいか
☐・教師は、社会人として適切なマナーが身についているか
②「指導力」を確認するためのチェックポイント
指導方針を的確に設定できる教師かを確認するために、三者面談の際には、以下を確認するようにしましょう。
【指導方針の確認】
☐・目標・現在の勉強状況等について、教師からの積極的なヒアリングがあるか
☐・家庭教師に求められていることを柔軟に理解し、指導方針を提示できているか
また実際の授業の様子を見る際は、以下の点を確認しましょう。
【授業テクニックの確認】
☐・生徒様の疑問や質問に対してしっかりと回答できているか。
☐・答えられない疑問・質問があった場合「次の授業までに調べます」等積極的な姿勢を見せられているか
☐・一方的に教師の説明が続いていないか
☐・ノートをしっかり取っているか、また取らせるか
また、体験授業を通して何よりも大事なのは「実際に授業を受けた生徒様本人が満足したかどうか」ということです。
教師を決める際は、生徒様の感想をしっかり聞き、生徒様と相談を重ねながら、決めるようにしましょう。
③体験授業に関する注意点
家庭教師センター経由で家庭教師を探す場合、注意すべき点が1点あります。
家庭教師センターによっては、体験授業の実施が「契約後(料金支払い後)」な場合があるということです。
契約前に「カウンセリング」「学習相談」等の名前で、担当社員と話をする機会は設けられているものの、実際に教師と体験授業を行うことができるのは「契約後」となっている場合があります。
ですので家庭教師センターを選ぶ際は必ず、契約前(料金支払い前)に体験授業を受けられるセンターかどうかを確認するようにしましょう。
▼体験授業での教師の見極め方については、以下ページで詳細に解説しております。ぜひご覧ください
手順5:指導開始後のことについてイメージを持っておこう
最後に、実際に指導が始まった後のことについても予めイメージを持っておき、できる限りの不安を解消しておきましょう。
①家庭教師が家に来た際の親の対応の仕方とは
家庭教師をつけるにあたって、以下のような疑問や不安はありませんか?
・お茶やお菓子は出すべき?
・掃除はどこまでする?
・授業はどこで行う?
・授業前に用意しておくとよいものは何?
・授業後はどれくらい教師と個別に話すことができるの?
・親が家に不在の時はどうすればいい?
家族以外の見知らぬ人を自宅に上げるというのは、非常に緊張をしますよね。
結論、教師を迎え入れるにあたって過度に気負ったりする必要はありません。
生徒様と教師が勉強に集中できる環境を整えることができれば、後はそれ以上に何かをする必要はないと言えます。
不安に思ったり、迷ったりした場合は、直接担当の教師に聞いてみたり、家庭教師センターのスタッフの方に相談してみるのも一つの手です。
▼家庭教師が来た際の親の対応については、以下ページで詳細に解説しております。ぜひご覧ください
②もし家庭教師をつけても成績が上がらなかったら
もし家庭教師をつけても成績が上がらなかったとしたら、以下原因が考えられます。
どこに原因があるのかを見極め、そこを解消するようにしましょう。
(1)家庭教師側に問題があるパターン
【家庭教師側に問題があるパターン】
・指導方針をきちんと立てられていない(生徒様のゴールと現状のギャップ、そこから導き出される「やるべきこと」を見積もることができていない)
・生徒様と信頼関係を築けていない
・教えるべきことを教えられていない(教科を解説する力がない、もしくは勉強法を教えてない)
担当している教師の力量がなく、成果が出せていないパターンです。
この場合は、指導力のある教師に変更し、再度様子を見るのがよいと言えるでしょう。
(2)保護者様側に問題があるパターン
【保護者様側に問題があるパターン】
・家庭教師をつける目的(いつまでにどれくらい成績を上げたいのか)、生徒の現在の学力状況、手段(家庭教師が最適なのか)の把握・検討が曖昧なまま家庭教師に依頼している
・成績を上げるのに必要な頻度・回数で家庭教師をつけていない
・学習環境の整備不足(周りに誘惑が多い場所で勉強させている等)
家庭教師をつけるにあたって、保護者様側で要件定義がきちんとできておらず、なあなあな状態で指導が進んでしまっているパターンです。
こちらについては、本記事の手順1~4を踏めば、「家庭教師をつける目的の設定」「適切な頻度の設定」といったことが、できるようになるかと思います。
(3)外部環境に問題があるパターン
【外部環境に要因があるパターン】
・物理的に時間がとれない環境(部活動や行事が忙しくて勉強時間がとれない等)
・精神的に勉強に集中できない状況(友人関係で悩みが多く勉強が手につかない等)
家庭教師に関する要件定義もしっかりできているし、家庭教師も生徒様に尽力しているものの、生徒様側の都合で、どうしても今は成績が伸びる状況ではない、といったパターンもあります。
この場合は、生徒様が現在置かれている状況をよく観察し、保護者様でも対処できるものであれば、生徒様と話し合いながら対処を進めていくのがよいでしょう。
まとめ
以上の手順を抑えることで、生徒様にとって最適な家庭教師を探すことができるはずです。
それぞれの項目についてさらに詳しく知りたい方や、少しでもお悩みをお持ちの方は、お気軽に当会までお問い合わせください。
東大家庭教師友の会とは
生徒様の憧れとなる教師のご紹介と、安心・充実のサポート体制で、生徒様の目標達成に貢献します。
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ご入会金 22,000
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交通費は教師が所持する定期区間を除きます。
口座振替でお支払いの場合、手数料385円(税込)が発生します。
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